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第三十四回ビジネス烈伝 / H.I.S. (PHILIPPINES) TRAVEL CORP 吉田英旦さん

世界各地に安心安全な
旅行サービスを提供する

吉田英旦さん


H.I.S. (PHILIPPINES) TRAVEL CORP
General Manager  吉田英旦さん

1962年11月14日生まれ、東京都出身。15歳でハワイに留学し、その後はアメリカ本土へ。 現地の旅行会社へ就職しグアム、サイパンを担当。その後4度のM&Aを経験。97年に現在のH.I.S会長である澤田さんと出会い、入社。サイパンの責任者としてグアム、サイパン、ハワイを22年間担当。2010年7月にフィリピンに来て以来、セブを含むフィリピン全域の責任者を担当。
 
〈心に残っている本〉
思う、動く、叶う」という、会長の澤田秀雄が書いた本です。実現したいことを強く思い、何をすべきか考えて動くから最後に叶うんですよね。

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今や海外では129都市193店舗、日本では308店舗を構えるH.I.S.。気軽に海外旅行が楽しめる時代だからこそ、安心安全な旅を届けたい。そして多くのお客さまが旅行を通して世界各地のカルチャーを理解することで世界の平和貢献に繋げたい。そんな想いを持つ、H.I.S.吉田さんにお話しを伺いました。
 

 
編集部

 

まずこれまでの経歴をお聞かせください。
 

吉田さん

 

15歳のころにハワイへ留学に行き、その後アメリカ本土で就職しました。就職は1度だけなのですが、M&Aを4度経験しました。1997年、東京に本社があり、ニューヨーク、ロサンゼルスなどに店舗があるフランチャイズ会社にてグアム・サイパンの社長を任されていた頃、縁があって現在のH.I.S.会長である澤田さんに出会い、H.I.S.に入社しました。海外生活は約40年で日本よりも海外の方が長いです。

 
編集部

 

自分の意思ではないのに、会社が変わってしまう体験はどういうものでしたか?
 

吉田さん

 

責任者になったのは27才、社長になったのは30才で、若いながらも責任者になっておりました。それゆえ、従業員やその家族の生活を守らないといけないというプレッシャーが重く肩にのしかかってきました。吸収合併される側は必ずその責任者の待遇は悪くなるんです。ただそうは言っても一人も従業員を切ることなくやってこれたというのが今に繋がっています。
 
編集部

 

現在、H.I.S.フィリピンでの従業員の数はどれくらいでしょうか?
 

吉田さん

 

マニラ支店では、日本人は6名、フィリピン人が13名、全体で19名です。セブ支店は観光地として確立しているため人数が多く、ガイドも含めて42名います。
 
編集部

 

マニラとセブ、どちらが先に店舗ができたのでしょうか?
 

吉田さん

 

2008年11月にセブ支店ができました。もともとH.I.S.は日本からお客さんを送るのが得意ですから、セブで最初に受け中心の仕事を確立し、その翌年11月にマニラ支店をオープンしました。セブの来航者数の割合は、全体の40%が韓国で、残りの30%がフィリピン、その他が30%。その他のうち6%が日本人です。おかげさまで、セブに関しては日本人シェアの24%がH.I.S.のお客さんなんです。
 
編集部

 

マニラ支店がオープンして約1年が経った後、吉田さんが来られたということですね。
 

吉田さん

 

 

そうですね。

 
編集部

 

気軽に海外旅行が楽しめる現在。H.I.Sに求められる役割についてどう考えられますか?
 

吉田さん

 

H.I.S.の社風にもあるのですが、お客さまにツーリズムを通じて、人種問わず色々な方々に色々な経験をしていただきたいです。その中で私たちが求められていることは安心安全な旅を世界各国で提供することです。現状、私たちは海外では129都市193店舗、国内は308店舗あります。より多くの海外の方々が日本に行き、日本の文化や歴史など色々学ぶことで日本を理解していただき、様々な誤解が解けるようにできればと思っています。
 
編集部

 

フィリピン人の方が日本に行く機会も増えていると思いますが実感はありますか?
 

吉田さん

 

ありますね。昨年の数字からいうと、2014年1月から12月で約19万3千人のフィリピンの方が訪日旅行に参加されています。それに比べ、日本政府観光局による今年の集計をみると、1月から5月の時点で既に11万数千人になっています。今年は昨年のほぼ倍ぐらいの人が日本に行かれるのではないかと思います。まして今年はアキノ大統領が日本に行かれて、安倍首相と色々なお話をされているということで、日本におけるフィリピンの位置付けやイメージも徐々に変わってきているのではないかと思います。アジアの中で急成長しているフィリピンにおいて、多くのフィリピン人の方が日本に行くチャンスが増えています。世界的に見て、今年はフィリピン人が海外旅行をする人数の伸び率というのが、非常に高いんです。中国に続いて1月から2月までの時点で、伸び率が2位。今後も訪日される方が増えるのではないかと考えています。
 
編集部

 

フィリピンの方にとって具体的に日本のどのエリアが人気なのでしょうか?

 
吉田さん

 

人気なのはゴールデンルートと言われる、東京、静岡(富士山)、名古屋、大阪です。他には、桜を見たいという方がたくさんいて、今年の3月と4月はすごい盛況でした。それから、今年は管理部門本部を移転するんです。そこではもっとフィリピンの方に行っていただけるような、年間を通した商品を増設していきます。そういう意味では、もっと多くの方々がジャパンクオリティーの旅行に参加していただける機会が増えるのではないかと思っています。
 
編集部

 

逆に日本からフィリピンに行く人はいかがでしょうか?

 
吉田さん

 

昨年の数字でいうと約50万人が日本からフィリピンへの旅行に行かれています。これはフィリピン政府観光省の数値ですが、空港がたくさんあるため正確な数字は発表されていません。あくまでも日本に住んでいる日本人がフィリピンに来た数が50万人という数字です。そのうちH.I.S.は航空券の販売が約7万券。特にH.I.S.はアジアの中でフィリピンに力を入れています。普通、日本の旅行会社ではフィリピンは東南アジア、もしくは、リゾートの一まとまりとしてのパンフレットしか作っていないんです。H.I.S.だけはフィリピン単独で作っていまして、管理本部移転によって8月1日以降は日本からのパッケージツアーなどの受け入れも始まります。

 
編集部

 

フィリピン単独のパンフレットは具体的にどんなところを紹介されているのでしょうか?

 
吉田さん

 

マニラを特集したときは観光地、特にイントラムロス、教会とかを紹介しました。それに付随して女性が好きなお店の紹介などを雑誌みたいな形にして作っているんです。こういうことは他社さんでは東南アジアやリゾートのまとまりの中でしかやられていません。そこで今、私がなぜこれを進めているのかというと、世界には危ないところがたくさんありますが、最新の情報をいかに公衆に流し、お客さまが楽しめる場所を選んでいただけるような商品を作りたいということでフィリピンという単独のパンフレットを一昨年から作っています。 

 
編集部

 

日本人にとってフィリピンはまだ昔の悪いイメージが残っていますが、単独パンフレットなどがあることによって、少しずつ変わってくるのではないでしょうか?  


吉田さん

 

そうですね。一例として、セブ島で行った、2010年8月のハロハロ・キャンペーンがあります。セブってフィリピンのセブ島じゃないですか。でも、フィリピンではなくセブ島の良いイメージを公衆にアピールしました。観光省を始め、フィリピン航空さん、日本のミニストップさんとH.I.S.でタイアップをしまして、日本国内のミニストップのお店でハロハロ・キャンペーンを行ったんです。ミニストップのお店で商品を買うと、セブ島旅行に特別な価格で参加できる抽選権がついてくるというキャンペーンでした。実際に飛行機を3便チャーターしまして、全部完売でした。お客さまの構成を見ると、6割が女性、3割が家族、男性だけというのは1割だったんですね。つまり、こういうプロモーションをすることによって、今ではお客さまの認識の中でセブというのはセブ。フィリピンではなく、セブなんです。プロモーションの仕方によってお客さんに与えるイメージはこんなにも変わるんだっていうのが2010年のハロハロ・キャンペーンのときに実感しましたね。

それから、プライマーも同じだと思うんですけど、読む人がこれいいなって思うところがあるじゃないですか。知りたかったのがやっと出たとか。そういうのってすごく大切なことですよね。Webなど発達している中でも、新しい情報を出し続けることがポイントですよね。そして日本からのお客さまを呼び込むことで、フィリピンの旅行産業に少しでも貢献できるのかなと思いますね。またフィリピン国内を考えると、やはり一社では限界があります。例えば、店舗出すにも1000万円以上のお金がかかってしまいます。私がとっている方策というのは、フィリピンの旅行会社さんと一緒に成長することです。現在、32社のフィリピンのサブエージェントさんと提携しています。現地の旅行会社さんも訪日がブームで、ビジネスチャンスがあるけれど、なかなか日本にネットワークが無いから、うまくサービスを提供できないということがあるんです。だから、フィリピンのエージェントさんと協力することによって、より多くのフィリピン人の方に日本に行っていただけるような方策をとっています。
 
編集部

 

フィリピン国内で今後どうようなサービスを展開していくかお聞かせください。
 

吉田さん

 

ボホールに国際空港が建設される予定で、それに伴ってフィリピン国内に10店舗をオープンしてネットワークを広げる動きをしています。現状レトロマニラに本部機能ができて、セブに店舗があります。その次に今言ったボホールを皮切りに南下していく予定です。
 
編集部

 

さらにサービスが充実していくということですね。

 
吉田さん

 

そうですね。今年はエルニド、セブ、ボホールが人気ですね。実際に自分たちで行ってみて回ってきて思うのは、フィリピンにはまだまだ素晴らしい観光資源があるなということです。フィリピンの責任者をしていて、私の見ている感覚と若い人たちの感覚はまた違うので、スタッフを行かせて、スタッフの目線で見てもらい、方策を進めている状況です。これからクオリティーネットワークを広げていこうと考えています。

 
編集部

 

国内観光になるとどうしてもインフラの面で大変ですか?
 

吉田さん

 

フィリピンの問題はやっぱりインフラです。一番最初にフィリピンに来たのが1983年です。それから、他の海外にいながら毎年何回か来て思うことは、経済成長が著しいのにも関わらず、このインフラは全然変わっていない。他の島では良い例があるんです。ボホールは、片側3車線ぐらいの道路がコンクリートでできているんです。最近、3日間かけてボホールを一周回ってきたんですけど、その時思ったのが道路のインフラが整備されている。そういう意味ではボホールに期待していますね。これから発展するであろうという場所に関しては、まずは道路ですよね。それがクリアになれば、フィリピンは世界でも有数のリゾートに発展すると思うんです。
 
編集部

 

日系タクシー会社であるRYOAKI TAXIさんと提携した配車サービスがありますが、これはどういった経緯があったのですか?
 

吉田さん

 

毎年のように大使館から「日本人はタクシーを利用しないで下さい」と注意勧告が出ますよね。フィリピンの交通手段は日本のように、地下鉄があるわけではない。MRTやLRT はあるが環状線はない。タクシーは雨が降ったり、渋滞があると乗車拒否される。乗れてもメーターを動かさない。メーターがあっても、料金を4倍くらい要求してくる。それを考えたときにもっとここのアクセス状況が良くならないかと思っていたんです。その時たまたま従業員からRYOAKI TAXIサービスがあると聞いたんです。その話のすぐあとで、リョウアキの濱田社長にアポイントをとり、昨年12月に初めてお会いしました。こちらから、日本からのお客さまが50万人いること、私たちの航空券の販売だけでも7万人いること、そういう方々に、安心してフィリピンでの交通手段を提供したいというお話をしました。濱田社長もタクシーの台数を300台から500台、1000台へと増大していく、ビジネスプランをお持ちでした。そこで、ちょうど私たちが考えていることと、濱田社長が考えていることが一致しまして、6月1日にプレリリースできた状況ですね。


編集部

 

他のアジア諸外国に比べ、フィリピン国内で感じる魅力は?

 
吉田さん

 

フィリピンという一つの国の中に7,200近くもの島々があり、観光資源が豊富にある。アジア近隣の諸国に比べて他に例を見ないですよね。そして、まだまだ未開のところがたくさんあります。例えばシンガポールや、クアラルンプールを考えたときにはもう資源が無くなりつつあります。都会は素晴らしいんですが、それ以上の魅力は少ないですよね。そういう意味でフィリピンは、これからツーリズムの整備を行う余地が十分にあり、そこに大きな魅力があります。 

 
編集部

 

フィリピンスタッフの獲得・人材育成はどのように行っていますか?
 

吉田さん

 

現在は日系のリクルートカンパニーに募集を出すとともに、現地の求人媒体に直接人材募集をしたり、H.I.S.のウェブサイトでも募集しています。採用者の傾向を見ると、9割が新卒の方、1割が旅行業経験者の方です。それから、日本からの応募もありまして、名古屋で面接をしてきました。夢を持ってフィリピンに行きたいという方で、直接私たちのウェブサイトから応募されていました。人材育成に関しては少数精鋭。皆がプロフェッショナルであるべきだと考えています。育成は実際に私が教えていく形で、カリキュラムを組んでいます。例えば、航空券の発券、ホテルの予約手配業務、日本とフィリピンにおける商品の造成、航空会社との交渉などです。

 

編集部

 

募集をかけるとたくさん応募がくると思うのですが、その中で選ぶのは相当大変だと思います。工夫していることはあるのでしょうか? 

 

吉田さん

 

私たちはIQテストをやっているんです。私も学生の時ハワイ、グアム、サイパン、そしてアメリカ本土にいたとき、常に企業研修などでIQテストを受けさせられました。採用する上で特に私が重視しているのは、ジャッジメントとプランニングなんです。面白もので、IQテストをするとそれらがだいたい見えてきます。ジャッジメントに関しては、単純なことを言えば、買い物に行ったときにお財布にいくらあるのか分からないと物を買えないですよね。それを無理して買ってしまうと超過になります。それは、ビジネスにおいても全て同じだと思うんです。プランニングに関しては、将来何をゴールに目指しているかと言うことで、そのゴールに対して段階があるわけです。IQテストをするとそれらが分かります。また、実際に何千人という社員にIQテストを使っているので、IQスコアを見ると、この人はこういうことをすれば成長するというのが見えます。配属を決めるときにも参考にします。

 

編集部

 

日本人スタッフの方に比べてフィリピン人の優秀な部分、逆に大変な部分はどういうところがありますか?

 

吉田さん

 

私はフィリピンって人材大国だと思うんです。まず、世界三大英語国ですよね。マンパワーが溢れてるじゃないですか。あとは、コミュニケーション力がフィリピン人は非常に高い。それは私たちのサービス業においては非常に大きなウエイトなんです。逆に大変なのは、私たちの場合は日系企業ですから、フィリピンの企業さんと比べて色々な規則があります。そこら辺を従業員に理解していただいて社風に沿うような形に持っていくのは非常に大変ですね。例えば朝礼があります。普通、日本だと遅くても朝礼開始の5分前にみんな来てますよね。なかなかね(笑)。そこら辺は交通渋滞や色々な問題があるでしょうけど、渋滞があると分かっているのであれば、もっと早く来たらいいと思うんです。これこそプランニングですよね(笑)。

 

吉田英旦さん


 
編集部

 

海外で働く日本人に対して、思うことや感じることはありますか?

 

吉田さん

 

日本の人は考えるということが苦手ですね。日本から来る社員も含めて、私たちの従業員を見て最近自分が思うのは、物事に対して自分で色々な角度から考えることが苦手ですね。例えば、一つ分からない問題があるとします。今は情報が繁栄している時代で、ウェブ検索をすれば色んな答えが出てくるわけですが、そこまでたどり着かない人が結構多いのかなと。

 
編集部

 

仕事を受け身でやってしまうということでしょうか?

 
吉田さん

 

そうですね。そう意味では、私が海外留学をしたときは40年弱前で、当時は海外で生活する日本人は少なかったんです。1ドル365円の時代でしたから。その中で英語がしゃべれたかというと、一切しゃべれなかったんです。行ってみてそこで色々なことを感じて考えて失敗をして今に至るわけで、失敗を恐れずに考えて行動する。そういうことを今の若い日本人の方にしていただきたいなと思います。

 
編集部

 

座右の銘は?

 
吉田さん

 

座右の銘と言っていいのか分からないですけど、私が好きな言葉は、「人事を尽くして天命を待つ」という言葉なんですね。英語では“Do your best and leave the rest to Providence.”ということです。やはり何事も努力をしなければ結果はついてこない、ということだと思いますね。

 
編集部

 

これは吉田さんご自身の体験から来ているのでしょうか?

 
吉田さん

 

そうですね。世の中の環境は毎日変動します。例えばFXなんかもそうなんですけど、私らは神様ではないから、分からないですよね。その環境にいかに自分が順応するか。順応するためには思考が大事で、考えなければ順応できない。そして、努力をすればやはり最後には何かご褒美がありますね。頑張れば誰かが見てくれる。そこらへんは私の人生の中でつくづく感じているんです。だから5回会社が変わりましたが、従業員を一人も切ることは無かった。私の下で働いている人の中で一番長い人たちは28年間になり、ハワイやグアムにいます。23年間以上の人がサイパンにもいます。そういうところに繋がってきているのではないでしょうか。

 
編集部

 

未だにその方々とは連絡を取り合っているのでしょうか?

 
吉田さん

 

 はい、たくさん連絡が来ますよ。若い人がどんどん成長しているのを見ると楽しいですよね。

 
編集部

 

プライベートの時間はどのように過ごされていますか?

 
吉田さん

 

スポーツが大好きで、以前はゴルフをする時間を作っていたのですが、今は家族サービスが中心です。妻がフィリピン人で、家族はフィリピンの田舎に住んでおります。週末になると自分で運転して家族に会いに行っているという状況ですね。片道250㎞ぐらいで早くて4時間弱、渋滞だと6時間ぐらいかかりますが、早く子供に会いたいっていう気持ちがあるので休憩無しで行きます。車を運転している間は音楽を聴いて、リフレッシュをしています。

 
編集部

 

最後に、今後の展望や夢についてお聞かせください。

 

吉田さん

 

やはりツーリズムを通じて、より多くの日本人、フィリピン人の方にお互いのカルチャーを理解していただきたいです。そして、お互いの考え方を理解して、過去の歴史から生じたわだかまりを解決できるような世界になればいいなと思います。

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