<バナナハートと春雨炒め@中国>
材料(4人分)
春雨 80g、にんにく(みじん切り) 4カケ、たまねぎ 70g、豚ばら肉 180g、えび 4尾
ピーマン 2個、バナナのつぼみ 60g、Aji-Ginisa Shrimp 7g (1パック)、水 150cc
作り方
1.豚ばら肉は厚めにスライスし、エビは殻をむいて片栗粉を溶かした水で洗う。
バナナのつぼみはやわらかい芯の部分のみをせん切りにする。
たまねぎはスライスし、ピーマンはせん切りにしておく。
2.鍋に油を熱し、熱の通りにくい順から、具材をすべて炒め、水、Aji-Ginisa Shrimpを入れる。
3.春雨はそのまま鍋に入れて、戻しながら炒める。
ひとことメモ
フィリピンには基本的には汁麺文化はありません。圧倒的に炒め麺が主流です。スープに春雨をそのまま投入し、スープをたっぷりと吸わせてから炒めるこの料理はかなり美味い、まさにフィリピンの育んだ麺文化の結晶です。ちなみにビサヤス地方に例外的にバッチョイという豚ダシベースの汁麺がありますが、これは沖縄のソーキそばにそっくりの絶品ラーメンです。
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<バナナハートとカンコンのきんぴら@日本>
材料(4人分)
カンコン 250g、バナナのつぼみ 70g、みりん 大さじ1、醤油 大さじ1
Aji-Ginisa Shrimp 3g、ごま油 大さじ1、一味唐辛子 お好みで
作り方
1.カンコンの根元の空洞の茎の中には異物がある場合があるので、2つに縦割りして中も洗い、ざく切りにする。
2.バナナのつぼみは芯のやわらかい部分のみをスライスしてボイルしておく。
鍋にごま油を熱し、茹でたバナナのつぼみ、カンコン(葉はすぐに火が通るので茎から先に)を入れて炒める。
3.概ね火が通ったら、みりん、醤油、Aji-Ginisa Shrimpの順に入れ、味をなじませる。
4.火を止めて一味唐辛子を散らす。(辛さはお好みで)
ひとことメモ
キンピラは日本人にとっては欠かせないおかずですが、バナナのつぼみを使ってもおいしくいただけます。カンコン、カモーテトップス(サツマイモに似た芋の葉)などの葉物野菜を加えると野菜や栄養の補強にもなります。みりんがない場合は、日本酒(同量)+砂糖(1/3量)で代用します。
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<ビーフストロガノフ@ロシア>
材料(4人分)
牛肉(もも、ランプ、カルビなど) 400g、たまねぎ 小1個、バナナのつぼみ 60g、トマト水煮缶 260g
小麦粉 大さじ1/2、サワークリーム(生クリームやAll Purpose Creamでも) 30g、バター 20g
パセリ 少々、Ajinomoto Secret Sangakap 8g、こしょう 少々、塩 少々
作り方
1.たまねぎはスライスし、バナナのつぼみは芯のやわらかい部分のみをうす切りにしてボイルしておく。
2.肉は薄切りにし軽く塩・こしょうを振り、少量のサラダ油でさっと強火で焼いて取り出しておく。(焼きすぎ注意)
3.同じ鍋にバター、スライスしたたまねぎを炒め、柔らかくなったら小麦粉を入れよく混ぜる。
4.トマトソース、サワークリーム、バナナのつぼみ、Ajinomoto Secret Sangakapの順に入れて軽く煮込む。
5.牛肉を戻し入れソースとよく絡めてから盛り付けパセリを散らす。
ひとことメモ
ストロガノフ伯爵が発明したと言われるロシアを代表するこの料理は、意外と調理時間が短いので驚きです。牛肉はあまり硬くならない、USのもも、ランプやカルビの薄切りを使うと良いと思います。サワークリームは日本でよりフィリピンのスーパーでのほうが手に入れやすいようです。
【萌子さんの感想】
バナナハートという食材はフィリピンで初めて見ました。スーパーで見かけることはありましたが、調理するのも食べるのも初めて。味見の段階では渋味があるような感じでしたが、よく火を通すと渋味は消えていました。竹の子の先っぽよりも柔らかく、それでいてシャキシャキとした食感で美味しい!お料理にもボリュームが出ます。最初の渋味とは裏腹に意外とクセがないので、どんなスープにも炒め物にも合うと思います。スーパーでバナナハートが買えるようになるなんて、お料理通という感じで嬉しいです。