日本を離れ、外国で暮らす私たちは、フィリピン以外の国の様子も興味津々!
世界各国で生活する日本人の方々の、その国ならではの暮らしをご紹介します。
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「パキスタンのスクール事情」
“アッサラーム アレイクム”
これはイスラームの方たちが使われる挨拶の言葉です。・・・という事で、私たち家族はムスリムです。現在パキスタンには私と6歳、3歳の娘と3人で移住しています。移住理由は、娘へのパパの国の習慣、慣習、言葉、そしてイスラームを学んで欲しいということからでした。パキスタンに来て私も娘達と一緒に日々学びながら、楽しく暮らしています。テロなどの事件もまだまだ治まる気配がありませんが、神様に導かれてこの土地に暮らしているので、良い事も悪い事も受け止める強さが娘達に備わってくれたらいいな、と考えています。
娘達が今通っているのは、自宅から歩いて10分程度の所にある小さなパブリックスクールです。長女は移住半年後、次女は3歳になると同時にスクールへ通い始めました。最初はウルドゥー語も英語もろくに話せないのに、どうなることやら!?とヒヤヒヤしていましたが、親の心配をよそに、半年後には英語もウルドゥー語も理解し、話すことが出来るようになりました。一番成長が遅いのは親の私のようです。^^
ここでは1年に3回の試験があり、その都度成績と順位が発表されます。日本の学校では考えられない事ですが、慣れてしまうと子どももその気になり、奮闘するようです。学期末には学年で1,2,3位を取った子がみんなの前で表彰されます。娘達も頑張って上位を取る事が出来ました。^^ 娘達の頑張りに、私も励まされます!
小さなパブリックスクールならではの家庭的な雰囲気で、娘達は本当に楽しくスクールに通っています。ただ残念な事に体育の授業がないので、運動不足にならないかちょっと心配・・・。またパキスタンには貧困の為、スクールに通えない子どもたちが沢山います。日本の義務教育とは違い、学費が払えなければスクールに通うことが出来ません。そんな中、スクールに通い勉強が出来るという事は当たり前の様で、本当に有難い事なのかも知れませんね。そして一日も早く、パキスタンがテロや貧困の無い平和な国になってくれる事を祈るばかりです。
コラムニストプロフィール
まりはす
1972年、東北生まれ。現在パキスタン移住3年目。パキスタン、ラーワルピンディ在住。
12年前に現在の主人に出会い、8年前にニカー(イスラム式の結婚)をすると同時にイスラームに改宗。現在6歳、3歳の娘と3人でパパの国パキスタンに移住し奮闘中!
まりはすさんのブログ「まりはすのパキ奮闘記」:http://ameblo.jp/malihas/