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日本外務省、台風22号の接近に伴う注意喚起

2018年9月11日

フィリピン、北マリアナ諸島、台湾、中国沿岸

 

日本外務省は9月10日、「台風22号の接近に伴う注意喚起(北マリアナ諸島、フィリピン、台湾、中国沿岸地域)」いうタイトルの海外安全情報(広域情報)を発出した。その概要は以下のとおり。
 
1.日本の気象庁等によれば、日本時間9月10日(月)現在、強い台風22号(国際名:マンクット)が、グアム島、サイパン島など北マリアナ諸島に接近しており、グアム政府は、最高度の警戒レベルを発出したほか、北マリアナ諸島政府も不要不急の外出を止めるよう指示するなど、今後大きな影響をおよぼすおそれがある。
 
2.台風22号は北マリアナ諸島を通過後、勢力を強めながら、猛烈な台風に発達の上、13日(木)から14日(金)にかけてフィリピン、台湾から中国沿岸地域に接近し、場合によっては上陸する可能性がある。台風の進路上にある海域及びその周辺地域では、強風や大雨のみならず、ところによっては、高潮・洪水・土砂崩れ等の被害や道路の寸断をはじめ各種交通機関の混乱等も予想される。
 
3.ついては、台風22号の通過する地域に渡航・滞在予定者及び既滞在者は、最新の気象情報等関連情報の収集に努め、状況に応じて渡航・滞在または外出を控える、あるいは渡航の日程・移動経路又は訪問地を変更する等、災害や事故に巻き込まれないよう安全確保に努められたし。台風の影響により、各種交通機関(特に航空機や船)の混乱も予想されるので、運行状況を利用交通会社に確認されたし(18年9月10日の日本外務省発表より)。
 
 日本気象庁の9月11日6時40分の発表によると、台風22号は、11日6時現在、非常に強い勢力となってマリアナ諸島にあり、中心位置は北緯14度00分、東経142度00分、時速30キロメートルで西に向かっている。中心気圧は950ヘクトパスカル(hPa)、中心付近の最大風速は秒速45メートル、最大瞬間風速は同60メートルとなっている。
 
 なお、台風22号の国際名「マンクット」は、タイが用意した名前でマンゴスティンの意味である。台風の名前は、「台委員会」(日本含む14カ国等が加盟)などが提案した名前が、あらかじめ140個用意されていて、発生順につけられる。準備された140を繰り返して使用(140番目の次は1番目に戻る)されるが、大きな災害をもたらした台風などがあると、加盟国からの要請によって、その名前を以後の台風では使用しないように別の名前に変更することがある。

 

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