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フィリピン国家経済開発庁、スービック-クラーク鉄道事業承認

2018年4月28日

国家経済開発庁(NEDA)理事会は4月25日、スービック−クラーク鉄道事業等8件の新規事業を承認した。政府の推進するインフラ整備事業の一環として、首都圏の交通渋滞の緩和と地方の経済発展の促進を目指す。

 これら8件の内容は、以下の通り;
1.スービック−クラーク鉄道事業:スービック湾自由港区とクラーク自由港区を接続する71.13kmの鉄道敷設事業。事業主体は運輸省、基地転換開発庁(BCDA)、総事業費は推定500億3,000万ペソ(内ODA融資425億3,000万ペソ)。

2.ブラカン国際空港事業の未承諾案件:ブラカン国際空港の建設・運営・維持事業。用地面積2,500ヘクタール。空港開発のほか、8.4kmの空港有料道路建設を含む。事業主体は運輸省。総事業費は推定7,356億34,00万ペソ。

3.クラーク国際空港拡大事業−運営・維持PPP(官民連携)コンセッション事業:BOT(建設・運営・移転)方式。事業主体は基地転換開発庁(BCDA)。事業権期間25−30年。

4.アンバル−シムアイ川 & リオ・グランデ・デ・ミンダナオ川水害防止事業:事業主体は公共事業道路省。総事業費は推定392億ペソ。

5.パシッグ−マリキナ川 & マンガハン放水路橋梁建設事業:事業主体は公共事業道路省。総事業費は推定273億6,800万ペソ。NEDAは昨年9月に最初の2橋梁の建設(総事業費59億8,000万ペソ、中国政府融資事業)を承認している。

6.社会経済開発橋梁建設加速事業:事業主体は公共事業道路省。総事業費は推定113億6,900万ペソ。2022年完工をメドに5橋梁(4車線)と25のトラス橋(2車線)をターンキー方式で建設する。

7.包括的発展成長に向けた地方農業関連企業連携事業:事業主体は貿易産業省。総事業費は推定47億8,000万ペソ。

8.ダバオ・フード・コンプレックス事業:事業主体は貿易産業省、国家開発社。総事業費は推定10億8,600万ペソ。合弁事業(JV)契約を通じて実施される。契約には、ダバオ市トリルの政府保有地20ヘクタールのリース、開発、マーケティング・マネージメント等が含まれる。農業関連・地方企業の生産性向上、地方観光事業、水産業等の促進に向けたバリューチェーンを開発する(18年4月26日のフィリピン国家経済開発庁発表より)。

 

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サンケイビル(本社:東京都千代田区)と京阪ホールディングス(本社:大阪市中央区)は、4月20日付にて、三菱商事と共同で、フィリピンのマニラ首都圏において最大のビジネスエリアであるマカティ市内のオフィス開発事業に参画したと発表した。

フィリピンの大手コンビニエンスストアの2017年(1月~12月)の業績動向が明らかになってきた。フィリピン証券取引所(PSE)上場のフィリピンセブン(セブンイレブン運営企業)は4月5日に年次報告書を発表したほか、その他の企業の収益動向は現地パートナー企業の事業報告書等に部分的に記載されている。

フィリピンの最大銀行(資産規模)であるBDOユニバンク(BDO)は、4月20日、2018年第1四半期(1月~3月)の決算概況を発表した。によると、今第1四半期の主力の純金利収入は前年同期比20%増の222億ペソと好調であった。純利益は59億ペソで前年同期の58億3,1000万ペソからは小幅増であるが、一時的損益を除いた実質ベースでは16%増益であったとのことである。

フィリピン証券取引所(PSE)は、4月17日、2018年3月末のPSE主要株主名簿を公表した。PSE上場企業は四半期ごとに主要株主に関する報告を義務づけられている。PSE自身もPSEに上場(上場日は2003年12月15日)にしており、他の上場企業と同様な情報公開義務がある。

東ソーは、コア事業である「ビニル・イソシアネート・チェーン」事業強化の一環として、2015年に、フィリピンのソーダ製品の製造・販売会社であるマブハイ・ビニール・コーポレーション(MVC社、フィリピン証券取引所{PSE}上場)の株式を追加取得し、子会社化した。

このニッシンURCの業績が好調に推移している。URCの2017年アニュアルレポート(年次報告書)などによると、ニッシンURCの2017年(1月~12月)の売上高は前年比17%増の51億0,300万ペソ、純利益は同18%増の5億5,900万ペソと二桁増収増益となった。

フィリピン航空(PAL)は今年2月、、英国SKYTRAX(スカイトラックス)社が運営するワールド・エアライン・レーティングにおいて、4つ星(4スター)航空会社として認定された。現在、スカイトラックスの4つ星航空会社として約40社が認定されているが、フィリピンの航空会社の4つ星認定は、PALのみである。

フィリピン財務局の発表した速報値によると、2018年2月の財政収支は、歳出の拡大で前月の黒字から一転して617億ペソの赤字となった。この結果、2018年2カ月間(1月-2月)の累計で515億ペソの赤字となった。

千石(本社所在地:兵庫県加西市)は、2018年5月に、フィリピンのルソン島ラグナ州カランバのライト・インダストリー & サイエンス・パーク II (LISP II) に設立したSENGOKU PHILIPPINES INCおいて、中国の東莞工場・恵州工場に続く、新たな製造工場を稼働させる。 

ファーストリテイリングはフィリピンにおけるユニクロ店舗の出店、運営を目的として、2012年1月にSM リテール社と共同出資して合弁会社「ファーストリテイリング・フィリピン社(FRPI、所在地:マニラ首都圏パサイ市、当初資本金:4億ペソ)を設立した。ファーストリテイリングの出資比率は75%である。

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