ブログ
食べる
経済ニュース
コラム
求人情報

HOME > フィリピンの経済ニュース > 昭石化工、初の海外拠点マニラ支店の開所式

昭石化工、初の海外拠点マニラ支店の開所式

2019年9月20日

出光興産が比事業拡充、6月には潤滑油販社稼働

 

出光興産の子会社であり防水事業などを展開する昭石化工(本社:東京都港区)は、9月19日、マニラ首都圏マカティ市デュシタニ・マニラにおいて、マニラ支店の開所式を開催した。

 開所式では、昭石化工本社の前川泰鑑代表取締役社長、陶山敦本社取締役兼マニラ支店長、出光興産の阿部真上席執行役員らがスピーチ、顧客や関係者への謝意が述べられるとともに、アジアにおいてこれまで日本国内で培った技術力、商品力を携え、積極的に市場開拓していく方針などが表明された。また、マニラ支店の安部良介マネージャーから、支店概要、事業・商品などの説明が行われ、盛況な開所式となった。
 
 昭石化工は、アジアのなかでも特に成長著しいフィリピンをアジア地区の拠点とし、広くアジアを活動対象として、現地企業や進出企業向けに、日本で長年認められてきたアスファルト防水の優れた防水品質を提供していく方針でもある。このマニラ支店は、今年7月15日に営業開始しており、所在地はマカティ市の中心部セナター・ヒルプヤット通り(旧名:ブエンディア通り)ITCビルディング3階である。昭石化工にとって初の海外拠点である。

 昭石化工は、昭和28年(1953年)発足以来、建築・土木防水材並びに道路用合材の製造販売に携わってきた。そして、今年3月をもって創業66周年を迎えた。また、激しいスピードで変化する環境に対応していくため、2018年4月に合材事業を分離し、防水事業に経営資源を集中したという経緯がある。

 なお、親会社の出光興産はフィリピン事業基盤を急ピッチで拡充しつつある。昭石化工マニラ支店開設に先立ち、今年6月、潤滑油販売会社「出光ルブリカンツ フィリピン(所在地:マニラ首都圏パシグ市オルティガスセンター)を設立、営業活動を開始している。

 出光ルブリカンツ フィリピンは、フィリピン国内の日系自動車や車関連部品メーカーへの潤滑油供給並びに自社ブランドオイルの拡販を推進する。フィリピンは、平均年齢が周辺国に比べ圧倒的に若く、2018年のGDP成長率は6.2%となり中期的にも安定した成長が見込まれる。2018年の自動車販売台数は40万2千台(輸入車含む)、二輪車販売台数は160万台に達し、車関連オイルをはじめとして潤滑油需要が今後も堅調に伸びると見込まれる。

 出光興産は今後もさまざまなユーザーニーズに対応すべく、地域密着型の販売体制を確立するとともに、潤滑油のグローバルメーカーとしての事業の強化・拡大も図っていく方針である。

 

その他の記事

オートバックスセブンと加盟店契約を結んでいるユーエイは、同社店舗にて受け入れているフィリピン人技能実習生の1名が、新在留資格「特定技能1号」の自動車整備分野で初めて特定技能外国人としての許可を受けた。

フィリピンでも、コンビニエンス・ストア業界(コンビニ業界)において再編の動きが活発化している。最後発のローソンは8月末で53店(各統計などからの推定値)で、前月末の49店から4店増加、50店を突破した。

フィリピン観光省によると、2019年7月の海外からのフィリピン訪問者数は前年同月比18.1%増の71万9,057人。この数字にはフィリピン人海外就労者(OFW)を除く在外フィリピン人(比国籍保持者)も含まれている。

株式会社イオンファンタジーは海外でも、フィリピン、中国、マレーシア、タイ、インドネシア、ベトナムにおいて、ファミリー向けアミューズメント施設およびインドアプレイグラウンドの直営展開を進めるとともに、香港、カンボジアにおいて、ライセンス契約およびフランチャイズの店舗を展開している。

日野自動車(日野、本社:東京都日野市)とフィリピンにおける販売製造子会社の日野モータース フィリピンは、9月5日に「テクニカルサポートアンドトレーニングセンター(TSTC)」の開所式を実施した。

商船三井ロジスティクスのフィリピン現地法人MOL Logistics Philippines Inc.はこの度、バダンガス港に完成車向け専用施設Pre-Delivery Inspection Centerを開設、大手自動車メーカーの完成車に関わる納車前点検サービスの取り扱いを開始した。

フィリピン運輸省(DOTR)は、8月29日、南北通勤鉄道延伸事業における第2期工事(ブラカン州マルロス⇔パンパンガ州クラーク間鉄道等、合計53キロメートル)入札に、11社(国内2社、海外9社)が参画すると発表した。これら11社は、コンソーシアム、あるいは単独で応札する。

ゴティアヌン財閥傘下の有力コングロマリットであるフィルインベスト・ディベロップメント(FDC)は、8月22日、シンガポールに本拠地を置く日立アクアテック・エンジニアリング社(Hitachi Aqua-Tech Engineering Pte. Ltd.、以下日立アクアテック)と水事業関連の合弁会社を設立することで合意したと発表した。

いすゞ自動車(いすゞ、本社:東京都品川区)は、8月26日、いすゞグループのCSR活動実績を掲載した『CSRレポート2019』を公開した。本年度のレポートでは、昨年特定した重要課題(マテリアリティ)の具体的な取り組みついて報告するとともに、CSR活動分野を6分野に整理・統合した。

大手商業銀行であるメトロポリタンバンク&トラスト(メトロバンク)グループの持株会社GTキャピタル・ホールディングス(GTCAP)がトヨタ車事業を強化してきている。GTCAPは、トヨタ自動車の製造・販売拠点であるトヨタモーター フィリピン(TMP)の株式保有比率を51%に高めているほか、有力販社であるトヨタ マニラベイ(TMBC)の58.05%を保有している。

金融・経済

ジャンルで探す

フィリピン不動産賃貸ポータルサイト  |   フィリピン求人 ジョブプライマー  |   BERENTA:Find the condo that suite you
ページトップに戻る