スマートフォンにインストールして、店舗でQRコードをスキャンするだけでキャッシュレス決済ができる「e-wallet(イーウォレット)」サービス。新型コロナウイルス感染症の拡大で、現在ユーザー数も大きく増えつつあります。そこで今回はe-walletの使い方や代表的なサービスをご紹介します!
e-walletとは?
e-walletは、スマートフォンのアプリを介して利用できる電子マネーサービス。e-wallet専用のアプリを使うと、店舗でのキャッシュレス決済(QRコード決済)の他に、公共料金・光熱水費の支払い、携帯ロードのチャージ、送金などといったサービスをすべてアプリ内で行えます。アプリはすべてフィリピン中央銀行に統制されています。
銀行口座を持っていなくてもアカウントを開くことができ、全国のショッピングモール、コンビニ、バヤッドセンターなどで入金。
また、銀行口座を持っていれば紐づけすることもでき、そこからネットを介していつでも簡単に入金できます!
e-walletのメリットとデメリット
<メリット>
・銀行口座を持っていなくても利用できる
・登録が簡単
・完全キャッシュレスが実現でき、現金を扱いたくない人に便利
<デメリット>
・キャッシュレス決済を利用できる店舗が限られている
・店員が慣れていないと支払いがスムーズにいかないこともある
・ネット環境が悪いとアプリが使えない
・入金窓口によっては手数料がかかる
e-walletの特徴と基本の使い方
①アカウント登録
アカウント登録は基本的に携帯番号とメールアドレスがあればOK。ただし、すべての機能を使えるようになるには、更に本人確認が必要です。
本人確認はAccount VerificationやKYC(Know-your-customer)などと呼ばれ、アプリ内でネットを介して行えます。必要なものは、政府発行のIDをひとつ(パスポートでOK)と自身の顔写真(アプリによっては数秒間の動画が必要)。
IDの画像とIDナンバー、顔写真を送って認証してもらうと、アプリの全機能が利用できるようになります。
②入金
e-walletはプリペイド式になっており、まず入金をしないと使えません。入金はセブンイレブン、SMなどのデパートのカスタマサービス、LBCなどの送金センターなど多くの窓口があり、前述した本人確認を行えば銀行口座、PalPay、クレジットカードなどを紐づけてそこから入金することもできます。
入金方法によっては手数料がかかるのでご注意ください。
③キャッシュレス決済
e-walletアプリを使ってレジの横にあるQRコードをスキャンするだけで、簡単にキャッシュレス決済ができます。どの店舗がキャッシュレス決済に対応しているかどうかは、まずアプリから確認を。
また、対応している場合は、レジの横に前述したQRコードが必ず置いてあります。
④オンライン決済
e-walletを使うと公共料金や光熱水費、携帯のロードといったものをすべてオンライン決済ですませることができます。他にもGrab配車の決済に使えたり(GrabPay限定)、投資や貯金ができたり(GCash限定)、e-wallet によってさまざまなオンラインサービスが利用できます。
代表的なフィリピンのe-walletサービス
フィリピンでは様々なe-walletサービスが展開されています。
GCash(ジーキャッシュ)
スーパーやレストランはもちろんのこと、公共料金や航空券の支払いや、携帯ロードのチャージにも使えます。P50から気軽に投資ができる機能も!
アプリ内ではGCashに対応している店舗の情報も確認できますので、ぜひチェックしてみてください♪
GrabPay(グラブペイ)
GrabPayなら、Grabの配車やGrab Foodの支払いがすべてアプリ内で完結!
海外のGrabアカウントを所有している人への送金も可能です(現在はシンガポールのみに対応)。詳細は公式サイトから!
PayMaya(ペイマヤ)
公共料金の支払いのほか、ユニセフなどの団体に寄付ができる機能も搭載。詳細は公式サイトから!
今回は代表的な3社を比較しましたので、ぜひご希望にあうサービスをぜひ探してみてください!
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