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JETROがフィリピン人寿司職人向けにスキル向上セミナー開催
2025年02月10日更新

2025年2月5日から7日まで、フィリピン・タギッグ市のエンデラン・カレッジにて、「World Sushi Skills Institute Seminar 2025」が開催されました。このセミナーは、SanrikuおよびHightower, Inc.と提携して、日本貿易振興機構(JETRO)が主催し、フィリピンにおける寿司の品質向上を目的として実施されました。参加者は、座学や実技講習を通して、寿司職人としての高度な技術や日本食文化を学びました。

 

開会式では、JETROの中澤 克典理事が登壇し、世界に誇る日本の海洋資源と、その海流が育む多様な海産物について紹介。新鮮で高品質な魚介類が、日本独自の食文化を形成し、現在では世界中で親しまれる寿司へと発展したことを語りました。

 


JETRO 中澤 克典理事 

 

セミナーの講師を務めたのは、世界的に著名な寿司職人であり、一般社団法人 国際すし知識認証協会の事務局長を務める小川洋利氏。1994年に東京で寿司職人としてのキャリアをスタートさせて以来、寿司の調理技術、盛り付け、安全管理などの分野で先駆者として活躍しています。また、小川氏は東京の「小川寿司」の創業者でもあり、その革新的な寿司づくりは国内外の著名シェフや料理の専門機関から高く評価されてきました。さらに、日本食普及の親善大使として、世界40カ国以上で日本食の普及活動に尽力。教育と技術向上への情熱を持ち、次世代の寿司職人育成に力を注いでいます。

 


小川洋利氏

 

セミナーは、座学と実践的なトレーニングで構成され、最大20名までの少人数制で実施されました。参加者は、寿司飯の炊き方や包丁の扱いに始まり、魚の切り方と味付け、寿司や刺身の盛り付けと提供方法など、寿司職人として必須の技術を総合的に学びました。これらのスキルは、国際的な基準に準拠しており、どの国でもプロフェッショナルとして通用する技術の習得を目指したものです。また、食品安全に関する理解を深めるとともに、日本の食文化の歴史も学べる内容でした。参加者は講師から個別の指導やフィードバックを受けながら、技術の向上に努めました。セミナーの最後には筆記試験が実施され、合格者には、国際すし知識認証協会より認定証が授与されました。

 

 

本セミナーは、JETROが展開する日本産水産物プロモーションの集大成として開催されました。フィリピンの料理人に、寿司技術を習得する機会を提供するとともに、日本の水産物と伝統的な日本食文化を広める貴重な機会になっています。

 

写真:フィリピンプライマー撮影
本記事はプレスリリースを元に作成しています。

 

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