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ドゥテルテ大統領 就任後の15日間 (前編)
2016年07月18日更新

フィリピンでは、ドゥテルテ政権がスタートして約2週間(大統領の任期は6年)。6月30日の就任演説から、早いものではたった2日で社会、経済的に変化を見ることが出来ました。

例えば、こちらの写真。 マニラの激安マーケットとして有名な、ディビソリアとバクララン。 とってもきれいになっていてソーシャルメディアでも話題になりました!

 

 

(写真)ドゥテルテ政権により、フィリピンにはどんな変化が訪れるのでしょう? 

(画像出典; Keith Kristoffer Bacongco via Wikimedia Commons)

 

 

ドゥテルテ政権による進歩がいたるところで見られていますが、公約の、「半年で犯罪撲滅」は果たして可能なのでしょうか?

ドゥテルテ政権の、最初の15日間。 主だった活躍をまとめてみました。

 

 

1.効果的な麻薬対策

(写真)麻薬撲滅のための計画“OplanTokhang”が実施  画像出典The Straits Times

 

 

ドゥテルテ氏の公約の中心でもあった麻薬対策は、就任後、数日で急速にその成果を表しています。 

7月1日に“OplanTokhang”という麻薬撲滅のための計画が実施されたのち、1000人以上の麻薬使用者、麻薬密売人が自首。 そしてリハビリプログラムにサインしています。 

ここでOplanは計画を意味しています。Tokhangとは、ビサヤ語(フィリピン・ビサヤ諸島原住民族の言葉)の、ノック(toktok) とリクエスト(hangyo)を組み合わせた造語です。“OplanTokhang”により、警察自らが麻薬使用者などの自宅を直接訪れ、更生させる活動を行っています。

これ以外にも、麻薬教育を強化すべく新しい教育課程も実施していくそうです。

 

ドゥテルテ氏は、これまでに、脅迫を受けた経験もあるものの、そんなことでは計画を止めようなどとはしません。 恐れず、薬物取引に関係している警察幹部ら5名も名指ししています。

 

 

2.緊急通報用電話番号911を設定

(写真)もうじき緊急通報用電話番号911のサービスがスタートする見込み 画像出典: Business Mirror

 

 

日本ではおなじみの、110番通報や、119番通報などの緊急通報用の電話番号がフィリピンには存在しません。緊急事態が発生した場合は、各市の警察への連絡になります。

ですがドゥテルテ氏は、ダバオ市長時代にすでに緊急通報用電話番号のシステムをダバオ市に導入。

これを、全国に広めたい考えだそうです。 現在、この計画は進行中で、今年8月にはサービスが開始されるかもしれません。

 

 

3.夜間外出禁止、カラオケ、酒類の禁止

 

(写真)夜間外出などが制限されています  画像出典:Trending News Portal

 

 

既に実施されている政策です。

未成年者は、大人の付添人なしで、夜間の外出は出来ません。 同じことが、深夜のカラオケバーや飲み会にも言えます。

これは治安をよくするためです。

 

こちらも合わせてどうぞ: 知っておきたいメトロマニラの条例8選

 

 

4.Tanim-bala(銃弾恐喝事件)に終止符

 

(写真)銃弾恐喝事件にも終止符が打たれました  画像出典: change.org

 

 

ニノイ・アキノ国際空港で起きていた、銃弾恐喝事件。 (空港職員が、乗客の荷物に銃弾を入れ込み、通報してほしくなかったら金を出せ!と恐喝していた事件)

ドゥテルテ氏は、銃弾所有者を発見しても、一緒に拳銃を所有していない限り逮捕しないようにと命じ、恐喝に終止符が打たれることとなりました。

 

 

この続きは後編へ

 

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「ニックネーム」 Ami
「自己紹介」   ファッション、洋楽ロック、
洋画が大好きです!
初めてマニラに上陸しました。

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