ドゥテルテ政権は、先日、2022年までのインフラ計画を発表。
フィリピン初の地下鉄建設がその先駆けとなります。
(写真)完成時のイメージ 出典: www.build.gov.ph
コンラド・ホテルで行われた、”ドゥテルテ ノミクス”フォーラムの中で、アーサー・トゥガテ運輸通信相が発表した「メガマニラ圏地下鉄事業」。ドゥテルテ政権の”最も野心的なプロジェクト”と言われています。
(写真)政府は事業の透明性を明確にするために、専用のウェブサイトを立ち上げました。 出典: www.build.gov.ph
この計画には、北ルソン高速道路(NLEx)と、南ルソン高速道路(SLEx)間をつなぐ道路、及びBGCとオルティガスをつなぐ道路と橋の建設、4本の高速バス路線(ケソンシティ-マニラ、エドサ、セブ、BGC-ニノイ・アキノ国際空港)、バスターミナルの設置、国内の空港の改善(新ボホール国際空港)などを含みます。
建設費2270億ペソ (4978億円)がかかると言われているこの地下鉄は、ケソン市と、タギック市を31分で結びます。1日の乗車数は30万から35万人。13の停車駅が提案されています。
ケソン市(Mindanao Avenue, North Avenue, Quezon Avenue, East Avenue, Anonas, Katipunan)
パシッグ市(Ortigas North とOrtigas South)
マカティ市 Kalayaan Avenue
タギック市 Bonifacio Global City, Cayetano Boulevard, Food Terminal Incorporated (FTI)
パサイ市 ニノイ・アキノ国際空港
(写真)予定されている停車駅。 出典: CNN Philippines
トゥガテ氏は地下鉄の建設を2020年の第4四半期までに開始したいとしていますが、2024年の完成を考慮し、早ければ2019年の開始を望んでいます。トゥガテ氏は、ドゥテルテ大統領と安倍総理大臣の両者が、今年11月中にも建設の合意書にサインすることを望んでいます。
プロジェクトの資金は、日本の政府開発援助を通して国から支給されます。計画は現在進行中で、実現の可能性については、ジャイカ(独立行政法人国際協力機構)が調査を進めており、それは今年7月に終了する予定。
政府の詳しいインフラ計画については、ウェブサイトを参照ください。
参照: Philstar.com, The Manila Times, Philippine Daily Inquirer, CNN Philippines, ABS-CBN News, Rappler, www.build.gov.ph
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