8月24日から東京パラリンピックが開幕します!パラリンピックは、様々な障がいのあるアスリートたちが、公平に個性や能力を発揮し活躍できる世界最高峰の競技大会です。そこで今回はフィリピンの注目選手をご紹介します!
パラリンピックには夏季大会と冬季大会があり、それぞれオリンピックの開催年に、原則としてオリンピックと同じ都市・同じ会場で行われます。
今年2021年の8月24日から9月5日に開催される東京2020パラリンピックは、22のスポーツで540の競技が行われます。また、フィリピン代表としては6名のパラリンピアンが参加します!
フィリピン代表は、Ernie Gawilan氏、Gary Bejino氏、 Allain Ganapin氏、Jeanette Aceveda氏、Jerrold Mangliwan氏、そしてAchelle Guion氏です。
フィリピンは1988年のソウルパラリンピックに参加して以来、2000年のシドニー大会でパラパワーリフティングのアデリン・ドゥマポン選手、2016年のリオ大会でパラ卓球のジョセフィン・メディナ選手の2つの銅メダルを獲得しています。
Ernie Gawilan選手(水泳)
Ernie Gawilan選手は、2021年にドイツ・ベルリンで開催された国際パラ水泳連盟(IDM)のベルリンパラ水泳ワールドシリーズで銅メダルを獲得し、東京パラリンピックへの出場権を得ました。
また、インドネシアで開催された2018年アジアパラゲームズの金メダリストであり、ロンドンで開催された2019年世界パラ水泳の銀メダリストでもあります。
フィリピンのサマール島でかつてハウスキーパーとして働いていた経験がありましたが、水泳コーチが「暇さえあれば海に行く」という彼の習慣に目を留め、可能性を感じ、彼を鍛えることにしたそうです。
Gary Bejino選手(水泳)
Gary Bejino選手は、2007年にフィリピンのケソンで水泳をスタート。2017年のクアラルンプールASEAN金メダリストで金メダルを獲得し、2018年のアジアパラゲームズでは、銀メダルと銅メダル2個を獲得しています。
Allain Ganapin選手(テコンドー)
マリキナ出身のAllain Ganapin選手は、フィリピン人初のテコンドー・パラアスリートです。高校時代の親友に影響されて、テコンドーを始めたといいます。
ヨルダンのアンマンで開催された東京2020パラリンピック競技大会のアジア予選で銅メダルを獲得し、今回東京パラリンピックに出場できることになりました。
Jerrold Mangliwan選手(陸上競技)
Jerrold Mangliwan選手は、2021年ワールドパラ陸上グランプリの車いす400メートルT52レースで、パラリンピック基準の1分3秒27を超え、東京パラリンピックの出場権を獲得しました。2015年のASEANパラゲームズで金メダルと銀メダルを獲得した実績があります。
彼は友人の一人に勧められ、「自分の力を試してみたい」と2009年から車いすレースを始めました。MontalbanからCubaoまで、ノンストップで約5時間車いすで移動したこともあると言います。
Achelle Guion選手(パワーリフティング)
Achelle Guion選手は女子41kg級に出場予定です。2012年のロンドンパラリンピックにフィリピン代表として出場した経験があります。また、2014年と2018年のアジアパラ競技大会、2017年の世界パラ・パワーリフティング選手権大会では銀メダルを獲得しています。彼女は2003年にフィリピンのマニラでパワーリフティングを始めたといいます。
ほかにも、Jeanette Aceveda選手は円盤投げに出場します。彼女はアジアパラ競技大会の銀メダリストでもあります。
パラリンピックの詳細はこちらからご確認いただけます!みんなでフィリピン選手を応援しましょう♪