フィリピンの省庁間タスクフォース(IATF)は4月7日、コミュニティー検疫期間を4月30日まで延長することをフィリピン大統領府に進言したと発表しました。またドゥテルテ大統領は延長を承認したことがテレビ記者会見で明らかになりました。
現地ニュースメディアCNNフィリピンの会見から引用
ドゥテルテ大統領は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、3月15日に地域ごとの移動制限措置を首都マニラからルソン島全域に拡大すると表明。コミュニティー検疫を4月12日までとし、現在は外出規制が続いていました。
大統領府長官のカルロ・ノグラレス(Karlo A. NOGRALES)は4月7日午前に行われたテレビ記者会見で「新型コロナウイルスは感染してから5日〜14日ほどで症状が発生する。そのため4月いっぱいまで状況を観察する必要がある」と述べました。
ビサヤ諸島とミンダナオ島にはコミュニティー検疫は依然として必要ないとしたうえで、ソーシャルディスタンス(社会的距離)、新型コロナ検査の拡大、患者はすぐ隔離するという3つのポイントが感染拡大を防ぐために重要と強調しました。
ドゥテルテ大統領は4月6日深夜、首都圏を含むルソン全域で実施されているコミュニティ防疫を4月末まで延長する方向で検討していると述べていました。4月7日のIATFの会見では、ドゥテルテ大統領はコミュニティー検疫の延長を承認したと公表しました。
今後は新型コロナウイルスの検査ができる病院機関を拡大し、徹底的に検査を行う姿勢を示しています。
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・フィリピン保健省:https://www.doh.gov.ph/
・フィリピン大統領府:https://www.officialgazette.gov.ph/
・フィリピン外務省:https://www.dfa.gov.ph/
・在フィリピン日本国大使館:http://www.ph.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html