新型コロナウイルスの水際対策をめぐり、日本では1月下旬に入国後の待機期間などに変更がありました。現在フィリピンから日本に入国する際は、どのようなポイントに気をつける必要があるのでしょうか?今回プライマー編集部では、2月2日にマニラから羽田空港へ移動した方にインタビューを行い、最新情報とアドバイスを教えていただきました!
日本入国に関する、新たな水際対策措置
日本政府は1月28日に、新たな水際対策措置を決定しました。
全ての国・地域からの帰国者・入国者については、自宅または宿泊施設での待機、待機期間中の健康フォローアップ、公共交通機関不使用の期間が10日間から7日間に変更。
そして指定国・地域のリスクに応じて、3日、6日または10日間の宿泊施設での待機が求められています。この宿泊施設は検疫所が確保します。宿泊施設退所後は、入国後7日間までは自宅などで待機となります。
フィリピンから入国する場合は、3日間の宿泊施設での待機が必要です!最新情報は、厚生労働省のこちらのページからご確認いただけます。
※空港検疫や検疫所の宿泊施設で実施する検査で陽性が判明した場合は、医療機関への入院や宿泊療養施設での療養が必要です。オミクロン株陽性者である場合、ワクチン接種の有無によって入院や療養の期間が変わることがあるため、ワクチンを接種している方はワクチン接種証明書を持参して入国するようにしましょう。
日本への入国で必要なもの
日本への入国には、国籍を問わず「出国前72時間以内に受けた検査の結果の証明書」の提出が必要です。令和3年3月19日より、この検査証明書が提出できない場合、検疫法に基づき日本への上陸が認められないことになっています。
この検査証明書には満たすべき要件がありますので、必ず詳細をよく読むようにしましょう。詳細は厚生労働省HPへ!
フィリピン出国時に必要な準備
フィリピン出国時には、出国前72時間以内の検査証明書を取得しましょう。
マニラ近辺で検査が受けられる検査機関としては、
のほか、下記の一覧リストに掲載のある機関でも可能です。
詳細は、在フィリピン日本国大使館の公式HPの「検査証明が取得可能な医療機関リスト」からご確認いただけます。
日本入国時の流れ
今回プライマー編集部では、2月2日にマニラから羽田空港に移動した方の事例をご紹介します!
19:30 羽田空港到着
到着後は書類の記入を進め、PCR検査を受けました。検査の結果が出るまでには45分ほどかかり、その間は入国者健康居所確認アプリ(MySOS)のダウンロードなど、待機期間中のルール説明などを受けました。
搭乗客がスムーズに手続きを進められる導線が設計されていたように思いますが、検査や書類の記入など、必要な手続きの数は多いように感じました。
23:00 入国審査、税関へ
無事に陰性の検査結果を受け取った後は、7人程度のグループに分けられ、入国審査と税関での審査に移りました。私の場合は、手荷物のみ検査されました。
税関を出た後は、宿泊施設に移動するためにバス乗り場へ向かいました。ここで乗客が全員揃うまでに、1時間〜2時間ほど待つ必要がありました。
深夜01:30 横浜市内の宿泊施設に到着
空港出発時点ではどのホテルに宿泊するかは伝えられておらず、私の場合はアパホテル&リゾート 横浜ベイタワーに到着しました。
宿泊施設での待機中の様子
基本的に1人1部屋が割り当てられますが、未成年の子どもと一緒の場合は、同じ部屋で待機することも可能です。喫煙は、室内でのみ認められています。
部屋にはバスタオルや紙コップなど必要なアメニティが十分に用意されていました。冷蔵庫や給湯器はありますが電子レンジはなかったため、お弁当は冷たいまま食べなければいけませんでした。
ホテルにデリバリーを依頼することも可能でしたが、部屋に商品が届けられるのは翌日の午前中とのこと。また、温度管理ができないため、お寿司やカツ丼などの注文はNGというルールが設けられていました。飲酒もルール上ではNGとなっていました。
3日間待機した後は、ホテルで再度PCR検査を受けます。陰性の場合は一度羽田空港に戻り、空港で解散となります。
日本に帰国される方へのアドバイス
お弁当は1日3回朝昼晩と支給されますが、お惣菜やご飯が冷たい場合もありますので、フリーズドライのお味噌汁やスープなどがあると、より美味しく食べられると思います。
実際のお弁当の一例
日本に入国してから待機宿泊場所に移動する間や宿泊場所では、思うように買い物はできませんので、必要だと思うものはフィリピンから事前に持参するようすることをおすすめします!
フィリピンプライマーではニューはっちんやTPE(ティーピーイー)、おでんハウス(Oden House)やOMAKASE GROCERY & DELI、そしてMinnano Supermarket(みんなのスーパー) やてっぺん(Teppen)など、マニラ近郊のグロッサリー情報もご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください♪