今や日本で人気急上昇の実力派シンガーLiSAさん。ロックやバラード、ポップなどジャンルにとらわれない曲とその容姿からは想像できない力強い歌声で徐々にファン層を広げ、今年にはミュージックステーションへの出演も果たした。なんとフィリピンでライブをするのは今回が初めて。今回はそのライブ前日にLiSAさんに直接インタビューをしてきました。全てのインタビューは2時間をこえる長丁場だったにも関わらす、終始笑顔で丁寧に答えてくれたLiSAさん。まず、こんな質問から…
今回が初めてのフィリピンですが、来る前のイメージはどうでしたか?
「スゴイ南国でバナナの木がたくさんあって、マンゴーの木がたくさんあって、マダガスカルみたいな、バカンスみたいなイメージでした。」
また初フィリピンライブへの意気込みを伺うと…
「フィリピンなので、フィリピンの言葉をちゃんと覚えたいなっていうのと、今回のアジアツアーでファンミーティングをいろんな場所でやってますけど、今回のツアーではファンミーティングはフィリピンだけなので、特別な空間が作れたらなって思ってます。」
と初めての場所にも関わらず、やる気十分。
ちなみに今のところ覚えたフィリピン語は
「マブハーイ(ようこそ)、オンリー!」とテンション高めな回答が返ってきました。この後はプライマーの取材班と1分間のフィリピン語講習をして、
「サラマーッ!!(ありがとう)」
を覚えて下さいました。
また、今回のアコースティックライブに対しては…
「ファンミーティングはとにかく距離がとても近いです。小さなライブハウスでアコースティックでやるので、音の数が少ないっていうこともあって、目の前にいる人たち1人ひとりとちゃんと音楽会話をしている感じというか、みんなの顔がよく見えるので、すごく特別な空間だなと思います。」
フルバンドとの違いを尋ねると…
「フルバンドでやる時は、すべての楽器を使ってみんな遊べると思っていて、アコースティックの場合は、本当に空間、みんなの声が聞こえるし、自分の声もたぶん届くし、本当に一対一で会話している感じがアコースティックだと思います。バンドはみんなで遊んでいる感じ。例えば、アコースティックが卓球たとすると、フルバンドはサッカー。卓球は一対一の「何をもってんだこのやろぉ」見たいな、感じでしょ?バンドはみんなで戦って、みんながずっとハラハラしている感じ。「次パスが来るんじゃないか」っとか。」
と答えて頂きました。
またとてもバンド思考の強いLiSAさん。この質問をしないではいられませんでした。
楽曲制作をする上でのこだわり、外したくないなって物はありますか?
「私の音楽って一辺倒の音楽じゃないと思っていて、ポップもやるしバラードもやるしロックもやるし、すごくいろいろな音楽をLiSAとしてやらせてもらっているんですけど、その曲自体にLiSAが何が出来るかなってことを考えてます。さらにちゃんとバンドで出来るもの。私はやっぱりバンドがすごく好きで、バンドでライブをしたいとおもっているので、バンドで演奏出来るものだったりとか、メンバーの姿が浮かんでしまうようなフレーズだったりとか、なんかそう言う物がCDに込められたらなと思っています。 難しいから挑戦したい、とか私もこれやってみたいなって音楽を作れたらなって思ってます。」
またLiSAさんのライブでどうしても外せないのがダンス!
「振り付けも、みんなに何やって欲しいかなって考えます。今回エレクトリリカルという曲だったりとかWiLD CANDYって曲があるんですけど、その曲達の振り付けはフロアでみんなが何をやってたらかわいいかってことを考えてます。それをみんなで一斉にやっている感じがとっても可愛いんです!私しか見えないと思うんですけど(笑)」
LiSAさんのライブはとにかくライブが熱い。その理由が分かった気がします。楽曲制作の段階でライブでどう楽しむかを考えていたんですね。
そして今回のアジアツアーの核となるであろう最新アルバム『Launcher』については…
「Launcherはシングルがたくさん入っているアルバムなんですけど、強くなる、失敗しても何回も何回も、私たちは好きな音楽をやって好きなことをやっていくんだって、心意気だったり、守りではなく責めモード、これからいくぜーっみたいな、みんなのテンションが上がってしまうようなアルバムにしたいと思って作りました。」
と力強くみんなを巻き込んで元気になろうというLiSAさんらしい答えをいただきました。
そして最後に歌手として他の人にはないLiSAさんの強みはなんですか?という質問に対して
「やっぱり、ライブだな。」と力強い返事が。さらに詳しく聞くと
「音源を聞いてもらって、その中に「じゃあ今度はこうやって遊ぼう」っていう約束を全部きめて、それを持ってデート(ライブ)に来てくれるみんなと作り上げるライブが私の強みだと思います。始めは、例えばジェットロケットだったらこういうふうに歌って欲しいなって言う所があって、それを全部詰め込むんですけど、それがライブになったときに、もっともっとジャンプする場所が増えたりとか、叫ぶ場所が増えたりとか、ライブで作っていくその曲達の遊び方もあると思います。」
と、ファンのみんなとライブを作り上げていくLiSAさんのライブスタイルを丁寧に答えていただきました。
今回のアジアツアーの内、まだライブをしたことがないのはフィリピンだけ。そして必ずその1回目のライブはアコースティックですると決めているLiSAさん。マニラでの記念すべきはライブは一体どうだったのでしょうか。
- 「ニックネーム」 Toshi
- 「自己紹介」 ※ 画像のポニテはイメージです。
- 写真と異なる場合がありますが、
- 品質に異常はありません。