「5番ウッド」練習法
5番ウッドでの練習を強烈にオススメするのは、藤田寛之。
ツアーの中でも屈指のショットメーカーだ。なぜ7番アイアンではなく5番ウッドがいいのか、詳しく教えてもらおう。
アイアンで練習すると軸が左に傾いても気づかない
カット打ちでも打てるから、悪いクセに気づかない
ドライバーで練習すると軸は右に傾く
右に傾いてもある程度は打ててしまうのが問題だ!
藤田寛之のスイングを弾道解析器「トラックマン」で計測したところ、ドライバーはややアッパーで打っていた。
「いつの間にか、もっと極端なあおり打ちになっていることもあります」(藤田)。片やアイアンはより顕著にダウンブロー軌道に。
「上体が突っ込んだカット打ちになっていても、ある程度は打ててしまうんです」と警鐘を鳴らす。
ドライバーもアイアンも腰は水平に回すのが正解
ドライバーでばかり練習をすると、球を上げようとスイング軸が右に傾く。また、アイアン練習ばかりだと体が突っ込むカット打ちになっても気づかない。どちらにしても軸が右左に傾いてしまい、いいことがない。
ところが5番ウッドだけは違うというのが藤田寛之。「5Wはレベルインパクト。ボールに真ヨコからコンタクトしているでしょう。これを練習し続けることで腰は水平に回り、スイング軸が傾かないんです。ドライバーもアイアンも、軸を傾けずに腰が水平に回ればスイング精度は格段に上がりますよ」
しかも、5Wならミスの傾向からスイングの欠点がすぐに把握可能。5Wで練習をするということは、メリットだらけだったのだ!
5Wならミスの原因が分かる
左曲がり ➡ 軸が左に傾き打ち込み過ぎ
右曲がり ➡ 軸が右に傾いたすくい打ち
入射角0度のレベルインパクトが正しいウッドの場合、少しでも軌道がズレると球筋に顕著に出てくる。
軸が右に傾いてすくい打ちになると打球は右へ、逆に突っ込むとフェースがかぶって左へのミスが出る
「ヘッドの入射角が0度だから腰が水平に回る」
「軸が傾かない」
「他の番手もバッチリ打てるようになる!」
藤田寛之の5番ウッドを高速カメラで激写。右足の前からヘッドが水平に動き、
ボールをとらえているのがわかる。傾かないスイング軸を作るには、この5番ウッドが最適なのだ
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