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【フィリピンの日系幼児教育施設から】こどもの気持ちを配慮した接し方

Childcare Center WHiZ 幼児教育連載コラム

すべてのウィズキッズへ!
フィリピンの日系幼児教育施設から Vol. 2

 

 

基本的な様々な能力がはぐくまれる大切な幼少時代、フィリピンで暮らす子供たちの未来のために何が大切で、何を今すべきなのか︕︕ 会社員から保育士に転職、BGCでウィズこども園を運営されている小野さんが連載でお伝えします。

ウィズこども園・事業統括責任者・保育士 小野誠さん

 

 

 

 

こどもの気持ちを配慮した接し方 ―発達心理学の考え方・レディネスとは?

 

弊園では、こどもが楽しく運動に参加できるように、様々な工夫をしておりますが、こどもも、大人と同じように気分の浮き沈みがあります。もし、気分の乗らないこどもを、大人と同じ視点で声掛けをするとなると、「自分に負けるな!」というような厳しい指導になるのかもしれません。

しかし、こどもを大人になるまでの未熟な存在として考えるのではなく、こどもは、こどもという存在として受け止めることが大切です。それは、こどもの成長というものをよく考慮し、こどもには、大きな個人差があるということを理解することです。心と体が成熟した大人と同じ尺度で、こどもを考えてはいけません。発達心理学の考え方のひとつにレディネス(準備・用意性)というものがあります。これは、こどもが何かを学習するためには、心と体のレディネス(準備)が整うことを待ち、その上で学習することにより、効果的に身に付けることができるという考え方です。

例えば、縄跳びをするにしても、まっすぐに上に跳ぶ、縄を回す、リズムをとる、といった複雑な要素があります。その一連の要素に応じた経験を積まないと、なかなか飛ぶことはできませんし、それに応じた体の成長が必要になります。

レディネスが成立していなければ、さまざまな学習をする機会を与えても、こどもが興味を持てない、体がうまく動かせないというように、効率的な結果を得ることは難しいでしょう。

幼児教育の現場では、こども一人ひとりのレディネスをしっかりと観察し、その子に応じた学習を与えることが重要といえます。事実、こどもが興味を持ち始めたタイミングで、ひらがなカードや絵本の読み方を教えることや、コーディネーショントレーニングが上手にできるようになったタイミングで、縄跳びやダンスを教えると、あっという間に、こどもは習得します。こどもの潜在力の高さには、毎回、驚かされます。

こどものレディネスに配慮することは重要ですが、デメリットもあります。レディネスとは、遺伝説・先天説の考え方のひとつで、心と体の成長の用意が整うまで、「待つ」という受け身の姿勢になります。ところが、こどもの心と体の成長は、生まれた後の取り巻く環境にも大きく影響します。弊園では、レディネスに配慮しつつ、こどもたちが興味をもって楽しく取り組むための積極的な働きかけと工夫が必要であると考えています。この続きは、次号でご案内いたします。

 

 

レディネス・・・・アメリカの心理学者/教育学者であるエドワード・L・ソーンダイクが提唱。心理学的に子どもの学習は、教育は早ければ早いほど効果的であるとする「学習優位説」と教育は一定の成熟が必要と考える「成熟優位説」の二つの考え方がある。レディネスの概念は、成熟優位説に基づいている。

 

<2021年度入園申込受付中!>

オンラインでも元気に開園中!

2021年度募集園児の対象は下記の通りです。

 

2歳児(2018.4.2生~2019.4.1生) 3歳児(2017.4.2生~2018.4.1生)
4歳児(2016.4.2生~2017.4.1生) 5歳児 (2015.4.2生~2016.4.1生)

※年度の途中入園も可能です。

 

<幼児向け日本語教室/学習教室もオンラインにて好評開講中>
週2回(1回30分)開催しており、
ご家庭でも楽しく体を動かして学習できます。

 

お問い合わせは[email protected]までご連絡を!施設の詳細はこちらから。

 

<基本情報>
住所:Unit 209, 1st Floor Park West Veritown, 7th Ave. Corner 36th St. BGC, FORT BONIFACIO, TAGUIG CITY. Philippines 1630
TEL:02-8529-2129/0919-082-2315(日本語 & English)
Web: https://whizkids.jp/
メール: [email protected]
FaceBook:@whizjapan

 

その他のコラムはこちら

https://primer.ph/column/category/genre/whizkids/

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ウィズキッズ幼児教育コラム 前回のコラム

フィリピンでの幼児教育に奮闘されるご家庭向けに、Primerでは次号から幼児教育コラムを開始します。会社員から保育士に転職、BGCでウィズこども園を開園された小野さんに、これからの幼児教育について取材しました。

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