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フィリピンで働く人図鑑 Vol.6 / 北川俊来さん





フィリピンでWEB制作と自社プロダクトを運営
CREATIVEHOPE PH INC.

WEBディレクター&ビジネスマネージャー 北川俊来さん
1987年6月26日生まれ
在比歴 2年 恋人なし
普段のランチ:グリーンベルト周辺(平均予算:P200)



お仕事の内容について

クライアント企業のマーケティングを含めたWebサイト構築やアプリ開発と自社 サービス提供を行っています。自社サービスとして、フィリピン人女性に向けた、ビューティーに関する情報や商品レビューを投 稿できる「PrettyFab」というメディアを立ち上げ、現在は、このPrettyfabというメディアの運営、マーケティング活動を主に行っています。構築や開発に関しては、ローカルのパートナー企業と協業して行っています。




    

     フィリピンに来たきっかけ

急に社長から「おめでとう」と言われたんです。「ありがとうございます。何でしょう?」「フィリピン行ってもらうことになったから」「ありがとうございます。」これだけです。(笑)学生時代に留学を経験してから、もともと海外で働きたい思いはあったのですが、入社1年目で、それも海外での立ち上げという大役に声がかかるとは思っていなかったので驚きました。



    

     仕事の好きなところ

サイト運営のためにたくさんの女性に会えるのが、個人的に楽しいですね!メイクアップアーティストの方と一般の女性を招いて、メイクアップ レッスンを開催したり、モーターショーに行って女性に声をかけたり。仕事です。



    

     海外で働く際に求められるスキル

少し失礼になること。図々しくなること。でも、良くしてもらったら、絶対に恩返しをすること。恩返しという部分ができていない日本人がかなり多いと思います。それは時間を共有して、自分である意味を提供することですかね。自分の場合、自分だけの方法で場を盛り上げる、いい知り合い同士を引き合わせる、相手が躊躇しているときに何でも一緒にトライする、などですね。



    

     成長を感じられた瞬間

こちらでフィリピン人のスタッフを雇ったことで、「この子は自分のスタッフだから守っていこう」という気持ちが芽生えたとき。日本にいたときは新卒でしたし、初めての部下だったんですよね。彼女が入社する前は「自分は何をしにフィリピン来たんだろう」と思う事も多かったのですが、以後は熱が入りました。



    

     プライベートでは何をしている?

Market! Market! のウォールクライミングに毎週末行っています。趣味からも人脈は増えますね。あと、オフィスの人と車で海に行くこともあります。コワーキングオフィス(フリーランスやスタートアップの会社が事務所や会議室を共有して働くオフィス)で働いているので、プライベートでもそこで働く他の会社の方や他国の方々との交流が多いです。オシャレなオフィスなので一度訪ねてきてください。



    

     フィリピンでの悲劇

一番辛かったのは、麻疹(はしか)にかかったこと。40度以上の熱が続いて入院したのですが、入院中に病院内で火事が起きて死にそうになりながら病室を移動したこともありました。麻疹なので誰とも面会できず。病院の食事は人生で一番まずく。後遺症で1週間だけ視力が何も読めないくらい落ちて、顔面の皮もむけて…。恐怖でした。



    

     尊敬する人

一つの事に打ち込める、向上心のある変人。努力する姿勢と魅力を兼ね備えているので、周りにもまた変な人が集まりますし、なにより一緒にいて楽しいんです。自分の知らない世界を見せてくれるので。著名人で言ったら、明石家さんまさん。何十年にもわたって僕の母を笑わせてくれているので、尊敬と感謝です。



    

     人生のモットー

「伱を見せて生きる。」
イベントなどに行っても、道歩いていても、伱があるおかげでよく声をかけられるんです。日本ですら、歩いていたらいきなり知らないおばさんから声をかけられて、駅まで腕組んで、なぜか大量のお菓子をもらった事もありましたね。普段から伱をみせているからこそ人が寄ってくるし、面白い事件が起きるんだと思います。



    

     これからの目標

会社としては、「Prettyfab」で他のASEANの国々に進出し、日本のコスメを東南アジアにもっと広げていきたいです。まずはマレーシアですね。また、当初のフィリピンに来た目的であった自社プロダクトをフィリピンから作っていくという動きを今年は加速させていきます。

個人としては、「日本に帰るために海外に出ている」と思っているので、将来は日本に貢献したいです。今も日本を代表していると思いながら生活していますし。最終的には独立してFacebookのような日本発のグローバルなプロダクトを作りたいですね。

…なんて言いましたが、実は目標って言ってももやもやなんです。自分が尊敬する人々のように、一つのことに打ち込むことが自分は苦手なので、代わりに「どこにいても楽しめる」という自分の特性を活かして、注力する方向は定めつつ、誰よりも体験や経験を増やしながら生きていきます。





    

     カバンの中身拝見

ポイントは、松岡修造さんの日めくりカレンダー。尊敬する人の1人からもらったものです。表情がいいですよね。元気がでます。(笑)それから、BLACK BLACK ガムは必需品。買い占めてます。ストレスの発散にいつも噛むので、僕のストレスバロメーターになっています。



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働く人図鑑 前回のコラム

「アウトバウンド」というフィリピンから海外への旅行を扱う仕事と、「インバウンド」というフィリピン国内の旅行を扱う仕事があります。今はインバウンドの仕事をしています。

新着コラム

日本とフィリピンの友好、相互理解のために文化交流を行っています。具体的には、文化事業(日本映画祭や展示、公演など)、日本語教育(日本語教師の研修や日本語能力試験の実施)、日本研究・知的交流(日本について研究する人への支援、知的リーダー層の交流)を3本柱として行っています。その中でも特に文化事業と日本研究・知的交流を担当しています
26歳で今の会社をフィリピンで立ち上げ、最初はオンライン英会話からスタートしました。現在では、語学事業の中でより幅広くオンライン英会話、語学留学、海外インターンシップ、オープンカレッジ、フィリピン現地の駐在員の方たちを受け入れる、通学可能な英会話教室も運営しています。
JETRO Manila全体の仕事としては、日本からフィリピンへの輸出促進とフィリピンへの投資支援が二本柱になっています。その中で、私は調査担当として、フィリピン経済統計をまとめてデータ化し資料に起こしています。例えばフィリピンの人口ピラミッドや経済成長の状況について、他のASEAN諸国と比較をしながら日系企業に説明をします。
日本人のお客様を中心に、フィリピンでのお住まいや、出張時のご宿泊先、進出されてきた企業様向けの小規模オフィスをご案内して、住環境を整えるご提案をしております。物件は日本人のお客様が投資用に購入されたものが中心、かつ弊社も保有している物件なのでその辺りの安心感をお客様にお伝えしたいです。
フィリピンの危機的状況にいる子どもたちの支援をしているNPO法人ICANマニラ事務所でスタディツアー、研修事業、国際理解教育、資金調達を担当しています。スタディツアー、研修においては、日本からフィリピンの現状について学びたい人を募集し、ICANが実際に活動している事業地に案内します。
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