日本を離れ、外国で暮らす私たちは、フィリピン以外の国の様子も興味津々!
世界各国で生活する日本人の方々の、その国ならではの暮らしをご紹介します。
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「仕事はほどほどに ~ソーシャルライフはしっかり楽しむのがイギリス流!~」
もともと、アメリカ生活が長かった私。渡英前までイギリスにはほとんど興味がなく、イギリスと言えば、「土地が狭く、物価が高い国なんでしょ?みんな英国紳士なのかな?フィッシュ&チップスばかり食べてるのかな?」。そんなことぐらいしか思い浮かばず…。
実際にイギリスという国に住んでみると、歴史的建造物が多く立ち並び、ロンドンのような都会でも緑が多く、とても魅了される国です。(ただ、物価は本当に高い…。)
渡英してから8ヶ月程は北東部にあるニューカッスルに住んでいたのですが、ここ、ロンドンに住み始めてからというもの、物価の高さが恐ろしいほど目につきます。特に、家賃。日本でも、東京は家賃が高いと言われていますが、ロンドンは同じお部屋の大きさでも、その倍はします。お給料から引かれる税金も高いので、せっかく働いても手取りは思っていたより少ないというのが現実。共働きが多いというのも納得です。
さて、イギリスといえば、Pub(パブ)文化。街の至る所にパブがたくさん立ち並んでおり、週末だけでなく平日でも、会社帰りにパブに集まりビールやワインなどを飲んでソーシャルライフを楽しむのが日課。
西洋人は東洋人に比べてお酒が強いと言われていますが、こちらの人たちは本当にお酒に強く、たくさんの量を飲みます。お昼休みにパブで軽く一杯ビールを飲むのも普通。私は最初それを見て、「仕事に戻れるの?」と余計な心配をしてしまいましたが、みんな普通の勢いで飲んで、午後の仕事に戻るところはさすがです。公私ともに充実しないと、人生楽しくないですからね☆
だから、残業も極力ナシというのが彼らのモットー。特に金曜日は定時になった途端に、ほとんどみんな一斉に帰宅か飲みに行きます。オフィスの回りを見渡せば、定時を過ぎてもまだ残っているのは、日本人だけということも少なくはありません。
私の夫もイギリス人らしく残業はせず、家族との時間を大切にします。でも、ビールが大嫌いでパブもあまり好きではない…。ちなみに、紅茶も嫌い。そして、魚アレルギーだからフィシュ&チップスはチップスしか食べられない。「英国紳士?」と聞かれたら、それも微妙なところです(笑)
<コラムニスト紹介>
真理子 マンズ
1981年生まれ。岐阜県出身。父親の仕事の関係で、16歳から8年半米国シアトルに滞在。その後、日本に引越し、2年間東京でOL生活。そこで出会ったイギリス人の夫と、2008年6月に結婚。現在は、ロンドンで日系の銀行に勤める。
真理子さんのブログ「英国人とのLovely生活 in London」:http://ameblo.jp/mariko0215/