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モスバーガーがフィリピンへ、2月26日に1号店

2020年1月16日

モスバーガーを展開するモスフードサービス(本社:東京都品川区)は、フィリピンの大手小麦粉製粉会社General Milling社(ゼネラル ミリング社:代表取締役社長:ジョージ・ヤング氏)のグループ会社とパートナーシップ契約を締結。同社と合弁会社を設立し、ASEANの中でもとくに高い経済成長を続けるフィリピンへの出店を開始しつつある。海外展開は2012年の韓国以来、7年ぶり9つ目の国・地域への出店となる。

 フィリピン1号店は、2020年2月26日、マニラ首都圏ケソン市オルティガスセンターに立地する複合商業施設ロビンソンズガレリアにオープンする。このオープンに先立ち、1月15日と16日、モスバーガーのポップアップ販売(期間限定臨時販売)が行われており、MOSチーズバーガーが149ペソ、焼肉バーガーが169ペソで販売されている。

 1号店に続き、SMメガモール(首都圏マンダルヨン市)、ロビンソンズマグノリア(首都圏ケソン市)、グリーンヒルズ・Oスクエア(首都圏マンダルヨン市)、ロビンソンズプレイス・マニラ(首都圏マニラ市)の出店が決まっている。2020年内に、首都圏で最低5店が出店される。なお、フィリピンの人口は2014年に1億人を突破、平均年齢も24歳と若く、フィリピンへ出店するにあたっては、欧米文化の影響を受けた20代前半~40代後半の比較的所得水準の高い男女をターゲットに設定している。

 General Milling社は、フィリピン全土に小麦粉を供給する現地の大手食品会社である。同社のグループ会社で外食ビジネスを担うTOKYOCOFFEE HOLDINGS社(トーキョーコーヒーホールディングス社、代表取締役社長:ヒューバート・ヤング氏)と合弁会社を設立する。TOKYOCOFFEE HOLDINGS社は、2000年に日本のUCCコーヒーショップのフランチャイジーとして外食店経営を開始した。 三ツ矢堂製麺などのラーメンやレストランなどにビジネスを拡大し、日系ブランドの店舗も複数展開している。モスフードサービスとしては、1.外食インフラ(教育、生産、物流)をすべて自社ですでに保有していること、2.日本人の食へのこだわりを十分に理解していること、3.大きなビジネス基盤があり安定した継続経営が可能なことなどを踏まえ今回のパートナー契約締結を決定した。

<フィリピンでの事業概要>
・フィリピンにおける事業主体:MOS BURGER PHILIPPINES社
・同社の株主構成:株式会社モスフードサービス35% TOKYOCOFFEE HOLDINGS社65%
・出店計画:2027年度までに50店舗

 なお、2019年12月末現在のモスバーガー海外店舗数は391店に達している。内訳は台湾(初出店1991年)275店、シンガポール(同1993年)41店、香港(同2006年)29店、タイ(同2007年)9店、インドネシア(同2008年)3店、中国(同2010店)13店、豪州(同2011年)6店、韓国(同2012年)15店である。今後、アジアの幅広い地域で確固たるチェーンとして成長することを目指す。 

 

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