19年の国際総合収支、78億ドルの黒字に転換
2020年1月21日
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フィリピン中央銀行(BSP)は、毎月、純外貨準備高(NIR)の変動から算出した国際総合収支推計速報値を発表している。
その推計速報値によると、2019年12月の月間国際総合収支(BOP)は15億7,200万米ドルの黒字となった(前年同月は24億4,200万米ドルの黒字)。12月の黒字はBSPの海外投資収益及び政府の外貨預金などによるもの。しかし、政府の海外債務満期支払いで一部相殺された。
2019年年間累計では、78億4,300万米ドルの黒字となり、前年の23億0,600万米ドルの赤字から黒字に転換した。フィリピン人海外就労者(OFW)からの送金及び外資直接投資(FDI)の純流入などが寄与した。
最終的な12月末の総外貨準備高(GIR)は878億4,000万米ドル(改定値)で、輸入の7.7カ月分に相当する水準であるとともに、元本ベース短期負債の5.5倍、残存ベース短期負債の4.3倍に相当する水準でもある(20年1月20日のフィリピン中央銀行発表より)。
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