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【フィリピン経済ニュース】ユニクロ・フィリピン、オンラインショップ開設へ

2020年6月3日

ファーストリテイリングはフィリピンにおけるユニクロ店舗の出店、運営を目的として、2012年1月にSMリテール社と共同出資して合弁会社、「ファーストリテイリング・フィリピン社」(FRPI、所在地:マニラ首都圏パサイ市)を設立した。ファーストリテイリングの出資比率は75%である。

 

ユニクロ・フィリピン1号店は、2012年6月15日に、巨大ショッピングモール「SMモール・オブ・アジア」に出店された。初出店から約1年後の2013年5月に4店、その後順調に店舗網が拡大、2017年末には47店、2018年5月末で50店に達し、初出店時に掲げられた「数年で50店体制」という目標が達成されている。そして、東南アジアで最大の店舗数を展開するに至っている。

 

2020年2月末には60店(一時閉鎖店を除く)に達している。60店の地方別内訳は、マニラ首都圏27店、北ルソン11店、南ルソン11店、ビサヤ7店(一時閉鎖店除く)、ミンダナオ4店となる。その後は、世界的な新型コロナウイルス感染拡大もあって出店一服となっているが、下表のように、5月末の60店という体制はASEAN諸国で最大であり、タイの50店、マレーシアの49店を大きく引き離している。ASEANのなかで後発のフィリピンでの店舗数は、2018年8月末時点で第4位であったが、2017年10月末には43店で単独トップに浮上、その後はトップの座を維持している。

 

新型コロナウイルス対策としての厳格な外出・移動制限で一時休業を余儀なくされていた各店舗は、最近の地域隔離措置の緩和でほとんど再開されている。しかし、オンラインショッピングの需要が一段と高まっていることから、ユニクロ・フィリピンは、今年広範囲eコマースプラットフォームを投入、すなわち、オンラインショップを開設、ウェブサイトとモバイルアプリケーションの双方で利用できるようにするとのことである。

 

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