平河ヒューテック( 本社:東京都品川区)は、5月23日、フィリピンに新拠点を構築することを決定したと発表した。
自動車のADAS(先進運転支援システム)等の安全性を高める装備の搭載が拡大する中、車載用ケーブルの需要は今後も拡大が見込まれ、ICT向けの機器用ケーブル市場、医療用特殊チューブ市場、エネルギー産業関連ケーブル市場、各種 ワイヤリングハーネス市場においても、グローバル化の進展をともなって市場が拡大するものと期待される。
需要拡大に対応するグループ生産能力の増強ならびに最適化、グローバルな市場への対応能力の向上を目的 とし、平河ヒューテックは、フィリピンに車載用ケーブル、機器用ケーブル、医療用特殊チューブ、ワイヤリングハーネス、 エネルギー産業関連ケーブル等を生産する新拠点を建設し、日本、中国、北米で展開している各ビジネスを結びつけ、アジア・オセアニア市場への拡大を目指す中核拠点を構築していく。
<新拠点の概要>
(1) 所在地 :フィリピン マニラ近郊工業団地(取得予定)
(2) 延床面積: 約3万平米
(3) 総投資額 約50億円(自己資金および借入金等により充当)
(4) 生産品目:車載用や機器用などのケーブル、医療用特殊チューブ、ワイヤリングハーネス、
(5) 操業予定 2021年
なお、平河ヒューテックは、2012年7月にヒューテック フィリピン(所在地:ラグナ州カランバ市カーメルレイ インダストリアルパークⅡ)を設立、電線・加工品、電子・医療部品製造事業を展開している。
新拠点設置により、フィリピンの重要性は大幅に高まることになる(18年5月23日の平河ヒューテックのニュースリリースなどより)。