ブログ
食べる
経済ニュース
コラム
求人情報

HOME > フィリピンの経済ニュース > 三菱地所、比ビスタランドとマンション開発

三菱地所、比ビスタランドとマンション開発

2019年11月21日

三菱地所は、今年8月、「マニラ首都圏に拠点を有するデベロッパー 『アルタランド、フィリピン証券取引所上場)』が推進するオフィスビル開発計画『Savya(サビヤ)ファイナンシャルセンター ノースタワー』プロジェクトに参画した」と発表した。このプロジェクトは、三菱地所グループ初のフィリピンでの開発計画で、2019年1月に基礎工事着工、竣工は2021年末を予定している。三菱地所グループのアジア・オセアニア地域での事業は10の国・地域に拡大したことになる。

 このプロジェクトは、将来的に交通インフラの集積が期待され、現在開発が進められている、オフィス・住宅・商業からなる敷地面積74ヘクタールの大規模複合タウンシップ計画「アルカサウス」(マニラ首都圏タギグ市ウエスト・ビクータン)内に位置するツインタワーのオフィス開発計画「サビヤファイナンシャルセンター」(地上14階、敷地:約6千平米、延床:約6万平米、2棟構成)のうちの一棟である「ノースタワー」にあたる。「アルカサウス」は、既存の中心業務地区であるマカティやボニファシオ・グローバルシティ(BGC)、ニノイ・アキノ国際空港から10キロメートル圏内に位置するほか、現在政府が重点施策として推進しているインフラ整備政策により、将来、大規模バスターミナル完成(2020年)やフィリピン初の地下鉄新駅開設(2025年)予定であるなど、マニラ首都圏の交通結節点としての役割を期待されるポテンシャルの高いエリアとなる。 

 更に、三菱地所は、11月19日、マニュエル・ビリャール元上院議員傘下の有力不動産企業ビスタランド&ライフスケープス(VLL、ビスタランド)グループと協働で、マニラのタフトアベニューにおいて多目的高層マンションを開発することで合意した。三菱地所にとっては、上記のウエスト・ビクータンのオフィス開発事業に次ぐ2番目のフィリピン事業、住宅開発事業としては初のプロジェクトとなる。

 具体的には、三菱地所の子会社である三菱地所レジデンスとビスタランド傘下のビスタ・レジデンスが合弁会社を設立(出資比率:三菱レジデンス40%、ビスタ・レジデンス60%)を設立、この合弁会社が住宅用32フロア(1,000ユニット)、商業用1フロア、駐車場用7フロアという高層マンションを建設する。着工は2022年前半、2024年後半までにテナントへの引き渡しと予定している。今後、ビスタランドグループと他のプロジェクトも推進していく方針である。
 
 フィリピンは、ASEAN主要国の中でも最高水準の成長を誇っており、2050年頃まで労働人口の増加が続くなど、今後も継続した成長が見込まれる有望なマーケットである。三菱地所は、このような高い成長を取り込めるフィリピン市場での取り組みを、今後一層加速させて行く方針である。

 
 

その他の記事

フィリピンを代表するコングロマリットとなったサンミゲル(SMC)が、11月8日、2019年9カ月間(1月~9月)の決算速報を発表した。
 

鴻池運輸(本社:大阪市中央区)は、11月5日、「フィリピン最大級のグランドハンドリング企業『MacroAsia Airport Services Corporation (MASCORP、本社:マニラ市)』の株式20%を、その親会社でありルシオ・タン氏グループ企業である 『マクロアジア(MAC、フィリピン証券取引所上場、本社:マニラ市)』から譲受することで合意した」と発表した。

フィリピンの大手物流企業LBCエクスプレス・ホールディングス(LBC、フィリピン証券取引所上場)は、11月4日、日本の株式会社マーメイド(本社:東京都台東区)の全株式を20万米ドルで取得したと発表した。

ニッシンURCの業績が堅調に推移している。URCの事業報告書によると、ニッシンURCの2019年9カ月間(1月~9月)の売上高は前年同期比(以下同様)9%増の47億4,300万ペソ、EBITDA(税前・償却前・利払い前利益)は29%増の9億1,600万ペソ、純利益は31%増の5億7,900万ペソで二桁増益決算となった。

オンライン英会話など英語関連事業を運営するレアジョブ(本社:東京都渋谷区)は、10月24日、「フィリピンにて英語力評価(アセスメント)機能に特化した子会社RareJob English Assessment社を立ち上げる」と発表した。

ゴティアヌン財閥傘下の有力コングロマリットの一つフィルインベスト・ディベロップメント(FDC)の子会社であるフィルインベスト・アラバン(FAI)は、三菱商事(MC)と合弁事業契約を締結した。

環境を経営の最重要課題のひとつと位置付け、CO2排出ゼロにとどまらず環境へのプラスを目指すトヨタグループの一員として、トヨタ自動車のフィリピン拠点であるトヨタモーター・フィリピン(TMP)もクルマの製造時におけるCO2排出量ゼロを目指す「工場CO2ゼロチャレンジ」など環境マネジメントを強化している。

日立製作所(日立)は、現地最大の配電企業であるマニラ電力(メラルコ)と共同でフィリピンで蓄電システム(BESS)事業を展開しつつある。

米国フォーブス誌アジア版が、フィリピン富豪番付トップ50(2019年版)を発表した。

三越伊勢丹ホールディングス、野村不動産、フィリピン大手不動産企業のフェデラルランド は共同で、フィリピン・マニラ首都圏タギグ市ボニファシオ・グローバル・シティ(BGC)地区に位置する、フェデラルランドが開発したグランド・セントラルパーク地域において、分譲住宅及び商業施設の不動産複合開発に取り組んでいる。

金融・経済

ジャンルで探す

フィリピン不動産賃貸ポータルサイト  |   フィリピン求人 ジョブプライマー  |   BERENTA:Find the condo that suite you  |   【フィリピン在住者向け】コンシェルジュ&会員制コミュニティ Barong Club
ページトップに戻る