2021年7月6日
新型コロナ(COVID-19)国家タスクフォース(NTF)は7月5日、国内でCOVID-19ワクチンの接種(1回目または2回目)を受けた人が合計1,170万8,029人に達したと発表した。
NTFの最新データによると、7月4日現在、国内でCOVID-19ワクチンの2回目の接種を完了した人が286万8,905人、1回目の接種を受けた人が883万9,124人だった。
全国予防接種プログラムの過去18週で、177万8,989回分の接種が行われた。過去7日間における1日の平均接種回数は25万4,141回だった。
医療従事者で1回目の接種を受けた人は171万4,313人、2回目の接種を完了した人が115万6,220人。接種優先リストA2カテゴリーに属する高齢者のうち1回目の接種を受けた人が252万4,204人、A3カテゴリー(併存症のある人)で1回目の接種を受けた人が299万3,197人、A4カテゴリー(必須セクターで働く人)で1回目の接種を受けた人が135万0,979人、A5カテゴリー(貧困者)で1回目の接種を受けた人が25万6,431人。一方、2回目の接種を受けた人がA2カテゴリー78万8,630人、A3カテゴリー89万7,719人、A4カテゴリー2万6,109人、A5カテゴリー227人。
なお、フィリピン食品医薬品局(FDA)は、「6月20日時点で、ワクチン2回接種14日後の新型コロナ感染症による死亡・入院事例は皆無」との報告書を発表している。ただし、2回接種は死亡や重篤化防止には効果的であるが、感染の100%防止を保証するものではなく、2回接種完了後も引き続き感染防止のための公衆衛生基準に従う必要があるとのことである。
FDAによると、中国シノバック製ワクチン2回接種完了160万人のうちその後のコロナ感染報告事例は33人である。英国アストラゼネカ製ワクチン2回接種完了42万8,000人については1人、米国ファイザー製ワクチン2回接種完了8万2,800人についても1人と報告されている。ロシアのスプートニクVワクチン2回接種完了1,400人については、接種数が非常に低水準ということもあって、感染例は報告されていない。感染者はいずれも軽症とのことである。