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【フィリピン経済ニュース】吉野家とジョリビーフーズの合弁牛丼事業が始動

2021年6月23日

ファーストフード・チェーン最大手のジョリビー フーズ(証券コード:JFC)は、6月22日、「吉野家ホールディングス(YH)の子会社ヨシノヤ インターナショナル フィリピンズ(YIPI)との折半合弁企業『Yoshinoya Jollibee Foods, Inc(吉野家ジョリビーフーズ)』の設立が、6月18日、証券取引委員会(SEC)によって承認された」と発表した。これにより、吉野家とJFCによるフィリピンでの牛丼チェーン事業が正式始動する。

吉野家ホールディングスグループは、経営戦略の一つである「海外事業の成長拡大」の一環として、フィリピンにおける「吉野家」ブランドを拡大することを目的として、2021年2月、JFCとの間での合弁契約を締結した。YHグループは、フィリピンを市場ポテンシャルが高い戦略的出店地域と位置づけ、1992年より「吉野家」ブランドをフランチャイズにて展開してきた。

更なる永続的な成長を目指すなか、フィリピンを中心に世界中で多くのレストランブランドを有するJFCと、双方のさらなる事業拡大を目的とし「吉野家」ブランドを展開する合弁会社設立に合意した。YIPIと合弁会社は「吉野家」ブランドに関するフランチャイズ契約を締結し、出店を加速させ、長期的には50店体制を目標とする。

合弁相手JFCは現在17ブランドを有し、33カ国で事業を展開している。2021年3月末現在の国内総店舗数は3,218店。内訳はハンバーガーのジョリビー1,187店、中華のチャウキン570店、ピザのグリーンウイッチ272店、ケーキ・ベーカリーのレッドリボン499店、鶏肉・バーベキューのマン・イナサル588店、バーガー・キング97店、ベトナム麺のフォー24(PHO24)3店、パンダ・エクスプレス2店となっている。

一方、海外店舗数は2,609店。中国では386店展開。内訳は、ファーストフード・チェーンのYongheキング(永和大王)が348店、粥チェーンの宏状元餐が32店、ダンキン・ドーナツ(中国)4店、Tim Ho Wan(中国)2店である。これらJFCグループの国内外合計店舗数は5,827店舗に達している。

今回のYHグループとJFCとの連携により、フィリピンにおける機動的な事業展開が可能となり、双方の企業価値をさらに高めることができると期待される。設立される合弁会社の概要は以下のとおり。

社名:Yoshinoya Jollibee Foods, Inc
所在地:マニラ首都圏パシグ市
株主(持分):JFC(50%)、YIPI(50%)
資本金:1億3千万ペソ

 

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