フィリピンでは6月1日から新型コロナウイルスによる外出制限などが大幅に解除されました。首都圏マニラなど多くの地域ではGCQ(一般的な防疫措置)が講じられており、日常生活が戻りつつあります。そこで今回はGCQの内容を詳しくご紹介いたします!
公共交通機関について
これまで運転を見合わせていた公共交通機関は営業を一部再開しました。DOTr(フィリピン運輸省)などは6月1日〜21日をフェーズ1、22日から30日をフェーズ2と位置付けており、段階的に交通機関を再開する計画を発表しています。
DOTrの5月31日の発表によると、フェーズ1では鉄道はLRT1、LRT2、MRT3 とPNRの運行が再開しています。同省のアーサー・ツカデ長官はそれぞれの鉄道の乗客数を、従来の10~12%、国鉄は35%に限定すると言及しました。
新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、駅では検温を実施するほか、37.8度以上の旅客は乗車できず、マスクを着用していなければ駅への入場も不可とするなど、各種制限も設けられています。
P2Pバスの運行経路
ほかにもタクシーやトライシクル、自転車の運行は許可されているほか、出発地と目的地を直接繋ぐP2Pバスも運転を再開しました。6月22日からのフェーズ2では、公共のバスやジープニーなども運転再開を予定しています。
自家用車の運行に関しては、6月1日時点ではナンバーコーディングなどの制限は設けられていません。
特設レーンの工事中と見られる風景(首都圏マニラ)
DOTrは今後首都圏マニラの主要道路のひとつ、EDSA(エドサ)通りにバス専用レーンのほか、自転車専用レーンや歩道も設ける計画を発表しています。現地ニュースなどが複数発表しています。
★首都圏マニラの6月1日の様子は下記の動画からもご覧いただけます!
航空機の運行について
DOTrの計画では、GCQ区間での国内線の運行が許可される見通しです。しかしフィリピン運輸省傘下の民間航空委員会(CAB)や現地ニュースによると、6月1日から運行の再開を予定していたフィリピン国内便の再開は延期されています。
フィリピン航空などはすでに国際線の運行再開も発表。エアアジアも国内便の運行再開を発表していますが、現状では何日から運行が可能になるかが不透明になっています。
引き続き最新の情報をチェックしましょう!
営業を再開できるビジネスについて
IATF(フィリピンの省庁間タスクフォース)が5月30日に実施した会見の内容や現地ニュースによると、6月7日から美容室やサロンの営業再開が認められることになりました。提供されるサービスや人数などは、限定される見通しです。
ほかにも電力やエネルギーといった第 1 種産業カテゴリーは100%の再開が可能、配送や修理などの第 2 種産業カテゴリーは50~100%の再開が可能、そして金融サービスや娯楽以外の小売店などの第 3 種産業カテゴリーは最大 50%の営業再開が認められています。
詳細は5月29日付けのJETROフィリピンの資料などからご確認ください。
再開できる活動について
GCQ下ではウォーキングやジョギング、ランニングや自転車、ゴルフ、テニス、バド ミントン、乗馬、スケートボードなど、他者との接触のない屋外における運動は認められています。
引き続き最新の情報をチェックしましょう!
※画像はDOTrの公式資料などから引用。また6月1日時点の情報のため、内容が変更になる可能性があります。
★合わせて下記のブログもぜひご覧ください!
・【フィリピン速報】首都圏マニラが6月1日からGCQ(一般的な防疫地域)へ
・【速報 プライマーニュース】5/29 フィリピン ドゥテルテ大統領・マニラ ロックダウン規制緩和(GCQ)へ!
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いちさま
フィリピンプライマー編集部です。
5月中旬の情報になりますが、実際に日本からフィリピンへ帰国した方の情報をフィリピンプライマーの公式YouTubeチャンネルにて配信しています。
また最新情報がわかり次第、ブログや動画などで配信してまいります。
引き続きよろしくお願いいたします。
フィリピンプライマー編集部
フィリピン女性が妊娠中で 今月フィリピンに帰国したいのですが 隔離などはどうやっているんでしょうか。 噂ではフィリピンの隔離状態が 悪いようなことを聞いたんですが。