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フィリピンで働く人図鑑 Vol.2 / 米澤咲さん





フィリピンの航空運送業
ANA(全日本空輸株式会社)

営業 米澤咲さん
1987年10月4日生まれ
在比歴 3年半 独身
普段のランチ:RCBCタワーのフードコート(平均予算150ペソ)



お仕事の内容について

自分の営業担当エリアであるマカティやバタンガスに行き、お取引のある企業に対して航空運賃のご説明やキャンペーンのご紹介などを行っています。また、日本人のお客様対応や、旅行代理店で英語での企業説明なども担当しています。まだまだANAはフィリピンでの知名度が低いので、販促活動も積極的に行っています。




    

     フィリピンに来たきっかけは?

京都の大学在学中に地域開発や国際協力について学んでいたこともあり、最初はスタディツアーを通してフィリピンを訪れました。その時フィリピンをすごく好きになり、絶対フィリピンで働きたいと思っていました。大学卒業後は日本で就職せずに、フィリピンのNGOでの就職を希望してこちらへ来ました。いくつか採用試験も受けたのですがご縁がなくて。語学学校に通いながら他の就職先を探していました。あとは、父親がフィリピンで仕事をしていて「フィリピンはすごくいいところだから一度来てみれば」と言われたのがきっかけです。



    

     なぜANAで働き始めた?

「転職したい」と思っていた時に、たまたまプライマーさんの求人ページを見て(笑)。それまで特にこの業界に興味があったという訳ではなかったのですが、その時に初めて航空業界で働く自分をイメージしました。それと、私の周りにいるフィリピン人に「どこの国に行ってみたい?」って聞くと「日本!」って答えてくれるのに、日本人のフィリピンに対するイメージがあまり良くなくて。そのイメージを変えるためにも、もっとフィリピンに来る人を増やしたいと思っています。昨年の三月にはマニラ~羽田便も就航したので、これからもっと盛り上げていけるように頑張ります。



    

     英語はどうやって身に付けた?

大学在学中に約1年間イギリスに留学していたのと、マニラにある語学学校に半年ほど通っていました。あとは、毎日寝る前に英語の動画を見て勉強を続けています。



    

     仕事のやりがい

これまで直接お客様にお会いする機会はあっても、実際にその方が飛行機に乗っているところを見たことがなかったんです。でもある日、仕事で空港に用事があって行ったら自分のお客様が飛行機から出てきたところを丁度見かけて。その瞬間は、普段やっている仕事と繋がったような気がしてすごく感動しました!



    

     海外で働く際に求められるスキル

英語はできればできるほどいいと思うんですけど、それ以上に必要なのが言葉だけでないコミュニケーション能力。人間関係でみんなと近くなれば、周りのみんなを巻き込んで仕事ができますし、分からないところは助けてもらえます。あと、フィリピンだったら明るくて、歌って、踊れたら、大人気になれると思います(笑)。



    

     フィリピン式の営業!?

クリスマスの時期やプロモキャンペーンがある時に旅行代理店へ営業する際は、歌って踊るパフォーマンスをします。「セールスブリッツ」と言って、それに向けて営業チームみんなで練習します。この会社を受ける時も「歌って踊らないといけないけど、いいの?」って言われて。でもそれはすごく楽しいし、フィリピンならではじゃないかな。フィリピン人はとても明るいので、普通に営業するよりもまずは私達のことを好きになってもらって楽しんでもらう。そうして初めて信頼関係が生まれ、販売活動へと繋がっていきます。



    

     休日の過ごし方

あまり家にいるのが好きではないので、週末は友人と外食したり遊びに行きます。あと、最近ゴルフを始めました!まだまだ人に言えるレベルではないのですが(笑)。



    

     尊敬する人

父親ですね。以前、父親が「何もできない人はいない。できない人は今できないだけで、やり方をちゃんと教えてあげればできるようになる」って話していて。私も入社当時は即戦力があったわけでもなかったし、だから面接の時に「人の何倍時間がかかっても必ずできるようになります!チャレンジさせてください!」って言いました。それに父親はもう65歳ですけど、「あの資格を取ろう!」とか「来年はこれをやろう!」とか常に先のことを考えて、具体的な目標を立てているんです。その姿に私は刺激をもらっています。



    

     これからのキャリア

ANAに入社して一年。先輩社員の営業に同行する中で、それぞれの営業スタイルがあることに気付きました。お客様と話す中で、自分は航空会社にいるから分かる話でも、自分がもしお客様だったとしたらもっとわかりやすい説明の仕方があったんじゃないかって毎日自問自答しています。できるだけお客様の目線に立った自分の営業スタイルを作っていけたらなって思います。





    

     カバンの中身拝見

ノートと手帳は必須アイテム。マニラは渋滞がひどいため、車での移動中ちょっとお腹が空いた時のためにお菓子は必ずカバンの中に入れています!ミカンは実家の和歌山から送られてきたものです。

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現在は、人材紹介会社Reeracoenの代表として、会社全体のマネージメントはもちろん、登記、経理、人事、営業、広報もやります。全部、僕がマネージャーという状況です。

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日本とフィリピンの友好、相互理解のために文化交流を行っています。具体的には、文化事業(日本映画祭や展示、公演など)、日本語教育(日本語教師の研修や日本語能力試験の実施)、日本研究・知的交流(日本について研究する人への支援、知的リーダー層の交流)を3本柱として行っています。その中でも特に文化事業と日本研究・知的交流を担当しています
26歳で今の会社をフィリピンで立ち上げ、最初はオンライン英会話からスタートしました。現在では、語学事業の中でより幅広くオンライン英会話、語学留学、海外インターンシップ、オープンカレッジ、フィリピン現地の駐在員の方たちを受け入れる、通学可能な英会話教室も運営しています。
JETRO Manila全体の仕事としては、日本からフィリピンへの輸出促進とフィリピンへの投資支援が二本柱になっています。その中で、私は調査担当として、フィリピン経済統計をまとめてデータ化し資料に起こしています。例えばフィリピンの人口ピラミッドや経済成長の状況について、他のASEAN諸国と比較をしながら日系企業に説明をします。
日本人のお客様を中心に、フィリピンでのお住まいや、出張時のご宿泊先、進出されてきた企業様向けの小規模オフィスをご案内して、住環境を整えるご提案をしております。物件は日本人のお客様が投資用に購入されたものが中心、かつ弊社も保有している物件なのでその辺りの安心感をお客様にお伝えしたいです。
フィリピンの危機的状況にいる子どもたちの支援をしているNPO法人ICANマニラ事務所でスタディツアー、研修事業、国際理解教育、資金調達を担当しています。スタディツアー、研修においては、日本からフィリピンの現状について学びたい人を募集し、ICANが実際に活動している事業地に案内します。
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