松山英樹は11度!
フットワークを使うと
インパクトで右に傾く!
これができれば距離も方向性も出る!
松山英樹のインパクト直前の写真には、フットワークを使っている証拠が表れている。頭の位置は動かないが、お尻が大きく左にスライドして背骨が右に傾いているのだ
固定概念がフットワークを阻害する
「アマチュアはインパクトで右に傾いてはいけないと思っています。この意識がフットワーク が使えない原因の1つなんです」と片岡大育の活躍を支える青山充はいう。「松山英樹のインパクト写真を見てください。アドレスで右に2度傾いていた背骨が、インパクトでは11度傾いています。首の付け根の位置は変わりません、それだけお尻を左に移動させているんです。これはインサイドから強くボールを押すために必須の動きで、ヒップスライドといいます。右に傾いてはいけないと思っていると、フットワークが使えないのです」
壁に腰をぶつけてヒップスライドを体感
左足の外側に壁をくっつけて、首の付け根を動かさないように、腰をぶつけてみよう。ヒップスライドの大きさを体感できる
やや右に傾いて構える
右手は左手よりも指4本分、下を握っているため、やや右に傾くのが自然。松山は2度傾いている
右腰を止めたまま回る
正面から見て右腰の位置を止めたまま、体の重心を右に寄せて捻転する。ほぼ軸は動かない
プロはヒップスライドして
松山は左にヒップスライドして、背骨が右に11度傾く。松山は少ない方で、ローリー・マキロイは15度傾く
「GEARS」で体の動きを測定
体の動きとクラブの動きをモーションキャプチャーで3次元的に解析できる世界最先端の測定器。スイングが丸ハダカになる
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