フィリピンにおける電動バイクを使ったクリーンエネルギー活用システムの実証実験【NRI 野村総合研究所 フィリピンビジネス通信　第13回】

フィリピンビジネス通信 ～コンサルの視点から～

◆お客様の声◆   本田技研工業株式会社　様

『フィリピンにおける電動バイクを使ったクリーンエネルギー活用システムの実証実験』　～お客様からの声

NRIマニラ支店によるコンサルティングサービスを利用された背景を教えてください。

弊社は、2019年2月よりフィリピンのロンブロン島で風力発電によるクリーンな電気をバッテリーに貯め、電動バイクを走らせる実証実験を行っています。この実証実験の準備を行うにあたり、現地で支援可能なコンサルティングサービスを探していたところ、以前より付き合いのあるNRI東京本社からNRIマニラ支店を紹介してもらいました。NRIマニラ支店は、フィリピンにおける実証実験に関するプロジェクト経験を有していたことから、実証実験に関する規制調査、実証実験までのスケジュール調整、実証実験を行うにあたり必要な現地ステークホルダーとの調整に関するコンサルティングをお願いしました。

プロジェクトの運営、成果物の内容はいかがでしたか。

全体的に満足しています。本件では同じコンサルタントが一貫して支援してくたこともあり、弊社の思いや実現したい内容を深く理解し“痒い所に手が届く支援”をしてもらえました。

　規制調査については、NRIマニラ支店に相談した時点で、既に基本的な実証実験のスケジュールが決まっていたところ、一ヵ月半という短納期で依頼することになりましたが、柔軟に対応してもらうことができ、我々が予定していた時間軸で準備を進めることができました。短納期でしたが、アウトプットの質も満足できるものでした。

　スケジュール調整については、現地における長年の活動経験やノウハウをもとに、実証実験までのスケジュール策定やロジ面の支援をしてもらいました。NRIマニラ支店のコンサルタントが実証実験の準備を進めるにあたり問題が発生する度に適切なリカバリー策を提案してくれた点が大変有難かったです。おかげで大きな遅延なく準備を行うことができました。また、クリスマス休暇前は現場作業が停滞するなど、日本からの視点だけでは気づきにくいフィリピンの特徴も考慮したスケジュール案を提案してくれた点も円滑に準備を進めるうえで有益でした。

　現地ステークホルダーとの調整においては、NRIマニラ支店のコンサルタントに伴走してもらうことで、現地の様々なステークホルダーを巻き込むことができました。例えば、現地関係者に運用マニュアルを理解してもらう必要があった際、弊社が作成したマニュアルに基づき、NRIマニラ支店のフィリピン人コンサルタントが現地の言葉も使用しながら関係者に分かりやすく説明してくれました。現地の関係者が実証実験について確実に理解したことで、新型コロナウイルスの発生後は日本からフィリピンに渡航できない状況が続いていますが、順調に実証実験を継続できています。

NRIマニラ支店では、「フィリピンにおけるデジタルヘルスの活用」と題して、フィリピンにおけるヘルスケア業界の課題、政府の取組み、今後必要な施策等についてレポートを纏めています。レポートが必要な場合や上記内容詳細に関する質問がある場合は、[email protected]までご連絡ください。

当該レポートは、LinkedInでも発信していますので（LinkedIn でNRI Manilaと検索）、是非ご覧ください。

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