ブログ
食べる
経済ニュース
コラム
求人情報

HOME >  フィリピンのコラム  >  フィリピンで働く人図鑑 Vol.5 / 佐藤実希子さん

フィリピンで働く人図鑑 Vol.5 / 佐藤実希子さん





フィリピンの旅行会社
H.I.S.(Philippines) Travel Corp.

営業&プランニング職 佐藤実希子さん
1982年10月4日生まれ
在比歴 4年5ヶ月 未婚
普段のランチ:Market! Market! のフードコート(P100~150)



お仕事の内容について

「アウトバウンド」というフィリピンから海外への旅行を扱う仕事と、「インバウンド」というフィリピン国内の旅行を扱う仕事があります。一昨年くらいまではアウトバウンドを担当し、今はインバウンドの仕事をしています。具体的には、ホテルの方との取引や、空室状況・料金の確認、見積もり作成など。インバウンドでは今ボラカイやエルニドが注目されていて、日本以外にもマレーシア、シンガポール、香港、タイなどからフィリピンに来るお客様も多いんですよ。




    

     初めてフィリピンに来たのは?

大学2年のとき、HABITAT(アメリカ発、世界で住宅支援を行う国際NGO)での大学のボランティアサークルの活動を通じてフィリピン・サマール島を訪れたのがきっかけでした。サマール島では、HABITATの活動とは離れて、子どもの教育を中心として活動しました。幼稚園の校庭を整地して裸足でも遊べるようにしたり、ごみを捨てることをお芝居を通して教えたり。図書館を作成したり。



    

     当時の印象

最初マニラに一泊した時は、「何だここは…帰りたい」と思ったんですけど、サマール島では人々が本当に気さくで、知らない人でも友達のように話しかけてくれたんです。特に子どもたちの笑顔はとても印象的でした。大学時代って、自分自身のことで煮詰まったり、考え込む時期ですよね。でも、フィリピンで、貧しい生活を強いられている状況でも、笑って楽しんでいる人々の姿を見て「もっと自分らしくいられればいいのかな」と思えたんです。それ以来、自分探しをするようによく来るようになって、大学時は1年に2~3回来ていました。フィリピンが元気にしてくれたと思ってます。



    

     フィリピンで働くきっかけ

小さい頃から、英語や海外というワードに関心があったので、いつか海外で働きたいという思いは漠然とありました。大学を卒業してから3年間は東京でIT関係の仕事をしていたんですが、その時も日本で3年がんばったら海外で働こうと思っていたんです。その後、知人を通して今の会社を紹介してもらいました。



    

     仕事の好きなところ

自分の好きな土地の「イイ!」ところを伝えられるところ。日本の支社がマニラを紹介するフリーペーパーを発行しているんですが、そこで「私だったらこうマニラを楽しむ!」というマニラのおすすめを紹介できて、自分の撮った写真も誌面に載ったときは嬉しかったです!あとは、自分の作ったツアーやプランが実際に商品になって、お客さんに楽しんでもらっているのを見られるところ。以前に比べてフィリピンに来る人の層の変化(若年層が増えた)に気づいたときも、ちょっと貢献できてるのかな!?って嬉しかったですね。



    

     海外で働く際に求められるスキル

パフォーマンス力。日本では、誰かよりも目立つことがダメで、標準を良しとする風潮がありませんか?でも、海外では自分のユニークさをアピールできないと、「あいつおもしろくない」とみられます。その点、フィリピン人はすごいですよね。例えば、「歌って」って無茶ぶりしても、全力で歌い返してくる(笑)。普段は真面目な経理さんも、クリスマスパーティーではダンスとか手品とか、何かしらの特技を全力で披露してくれます。



    

     これだけは言っておきたい!

フィリピンでは、怒ると負けます。関係性が一気に悪くなってもう自分に対して仕事をしてくれなくなるんですよね。H.I.S.も日本の会社ですが、ここはフィリピンだから、フィリピンで仕事を「させてもらってる」って事は忘れちゃいけないなと思いますね。



    

     尊敬する人

母親と、映画のフォレスト・ガンプ。母親は、苦難があってもずっと涙を流さずフォレスト・ガンプのように走り続けてきた人なんです。「人生はチョコレートの箱。開けてみるまで中身はわからない」って。



    

     人生のモットー

笑顔!辛いときや怒りがこみ上げてくるようなときに、そのムードが伝わると周りの人も嫌な気持ちにさせてしまって、仕事の士気が全体的に落ちてしまいます。逆に、自分が笑顔にしていれば、仕事もスムーズにいくのかなと思います。私も、仕事を楽しんでるフィリピン人のスタッフを見て元気をもらうことありますよ。うんざりするくらい電話がかかってきて忙しい状況だったのに、「よっしゃー!電話、来いっ!」って、人一倍笑顔で余裕を見せようとする姿勢には、なんて仕事を楽しんでいるんだろうと、、、スタッフを見て関心しました(笑)。



    

     これからの目標

旅行業に携わりながら、フィリピンと日本の魅力をお互いの国に広める仕事をしていきたいですね。もっと大きなプロジェクトで。今、日本へ観光に行くフィリピン人がすごく増えていて、その逆の、日本人がフィリピンに訪問する人数も今後5~10年でもっと増えていくと思っています。





    

     カバンの中身拝見

男梅、買い占めています。大好きなんです!Ollo clipもおすすめですよ。iPhoneに取り付けて使うと、魚眼や、ミクロの写真が撮れて楽しいんです!マニラの「イイ!」・面白いところを常に写真で撮ってます。

広告

働く人図鑑 前回のコラム

マネージメント全般ですね。料理の品質チェック。最初の頃は厨房にも入っていましたが、シェフが育ったので今は基本的に任せています。ただ、「味が変わった」とは絶対言われないように味のチェックは欠かしません。

新着コラム

日本とフィリピンの友好、相互理解のために文化交流を行っています。具体的には、文化事業(日本映画祭や展示、公演など)、日本語教育(日本語教師の研修や日本語能力試験の実施)、日本研究・知的交流(日本について研究する人への支援、知的リーダー層の交流)を3本柱として行っています。その中でも特に文化事業と日本研究・知的交流を担当しています
26歳で今の会社をフィリピンで立ち上げ、最初はオンライン英会話からスタートしました。現在では、語学事業の中でより幅広くオンライン英会話、語学留学、海外インターンシップ、オープンカレッジ、フィリピン現地の駐在員の方たちを受け入れる、通学可能な英会話教室も運営しています。
JETRO Manila全体の仕事としては、日本からフィリピンへの輸出促進とフィリピンへの投資支援が二本柱になっています。その中で、私は調査担当として、フィリピン経済統計をまとめてデータ化し資料に起こしています。例えばフィリピンの人口ピラミッドや経済成長の状況について、他のASEAN諸国と比較をしながら日系企業に説明をします。
日本人のお客様を中心に、フィリピンでのお住まいや、出張時のご宿泊先、進出されてきた企業様向けの小規模オフィスをご案内して、住環境を整えるご提案をしております。物件は日本人のお客様が投資用に購入されたものが中心、かつ弊社も保有している物件なのでその辺りの安心感をお客様にお伝えしたいです。
フィリピンの危機的状況にいる子どもたちの支援をしているNPO法人ICANマニラ事務所でスタディツアー、研修事業、国際理解教育、資金調達を担当しています。スタディツアー、研修においては、日本からフィリピンの現状について学びたい人を募集し、ICANが実際に活動している事業地に案内します。
フィリピン不動産賃貸ポータルサイト  |   フィリピン求人 ジョブプライマー  |   BERENTA:Find the condo that suite you  |   【フィリピン在住者向け】コンシェルジュ&会員制コミュニティ Barong Club
ページトップに戻る