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フィリピンで働く人図鑑 Vol.9 / 坂田志津香さん





フィリピンで日系最大級規模のレンタルオフィスを展開
Marimo Real Estate Philippines Inc

オペレーショナルマネージャー 坂田志津香さん
1981年12月23日生まれ
在比歴 6ヶ月
普段のランチ::High Street 周辺(平均予算:P400)

 

お仕事の内容について

社員は日本人2人とローカル4人なので、日本人のお客さん対応は全て行います。主に接待や契約書の作成、オペレーションです。ローカルのお客さんへの対応は、最初の簡単な交渉はローカルスタッフに任せて、その後の具体的な交渉からは立ち会います。また、フィリピン人と日本人ではビジネスマナーなどの基準に違いがあるため、日本人の基準をローカルスタッフに教えています。

 

    

     フィリピンに来たきっかけは?

会社の研修制度で「フィリピンに行きたい人?」と聞かれ、「はい!」って手を挙げて、2年前に3ヶ月間セブ留学をしました。その研修が終わった後は、インドネシアでの事業立ち上げを経て、バンクーバーのビジネススクールに今年の4月まで行っていました。そのときに会社から声がかかり、マニラに赴任することになりました。

 

    

     海外で働く際に求められるスキル

自分の意見をしっかりと言うことです。バンクーバーのビジネススクールに通い始めた頃、特にラテンアメリカ人、メキシコ人、ブラジル人は本当によくしゃべるので、発言ができませんでした。そのため、そこに割って入っていく度胸が必要だと感じました。フィリピン人もよく喋りますし、言い訳を始めると止まらなくなるので、それをパッと止めて、自分の意見をしっかりと言うことが必要だと思います。

 

    

     日本でやっておけば良かったこと

英語の勉強ですね(笑)。日本にいた時は、全然話せない状態でした。セブの留学ではスパルタ形式で勉強したので、ある程度は話せるようにはなりました。英語以外で言うと、もう少し家族との時間を作って、ちゃんと付き合っていれば良かったなと思います。私が転勤族で、入社してからは全国を転々としていて、月に一回しか家族と会えないような生活を7年間続けていました。

 

    

     休日の過ごし方

基本的には買い物、掃除、洗濯。あとは読書や映画鑑賞、散歩などをしています。家電屋さんでウィンドウショッピングをしたり、建設系の器具とかを見てまわるのも好きですね。プライベートの時間も仕事とリンクしている部分が多いです。余裕ができればダイビング、ゴルフとかも行きたいと思ってます。

 

    

     フィリピンでの失敗談

この前アイスを食べたときの話で、食べ終わって捨てた棒に玄関の外から家の中へアリが大量に群がってきてしまいました。インドネシアにいたときも、タイルの割れ目からアリが発生しましたが、翌朝にすぐ駆除してもらいました。それくらいアリが嫌いです。まだ、ゴキブリの方が大丈夫です。アリは小さくて気がついたらそばにいるので、大嫌いです。

 

    

     尊敬する人

8歳頃から好きだったのが、建築家アントニオ・ガウディ。彼の書いた建物のデッサンやビデオは擦り減るまで観てました。自然とかデザインが好きなので、それらが融合されているのが好きです。サグラダファミリアの写真集を一日かけて見ていたこともあります。デザインも好きなので会社のパンフレットも自分で作っています。

 

    

     人生のモットー

「笑う門には福来る」です。最初は意識していなかったのですが、営業のときにみんなから、「いつも笑い声が聞こえて、どこにいるかすぐ分かる」と言われたのがキッカケですね。そうすると、周りに人が集まってくるので、いつもそれを心がけてます。たまにうるさいと言われますけど(笑)。

 

    

     今までの経験の中で一番成長を感じたこと

一番大変だったのはリーマンショックのときです。取引業者が倒産することもありました。特に、引き渡し一週間前に建設業者が倒産したときは、物件が差し押さえられてしまい、その後の対応が大変でした。残工事も残っていたんですけど物件を取られる訳にはいかないので、弁護士にすぐ連絡しました。幸いなことに資金回収がすぐにできる物件だったので、前倒しでその日に入金して、なんとか物件を購入できました。ただ、その後は一軒一軒お客さんを回って、何が起きたのか、これからどうなるのかを説明しましたが、中には激怒するお客さんもいました。そのときに多くの人が一緒に動いて下さって、協力して困難を乗り越えることができたことが一番の成長を感じた出来事です。

 

    

     これからの目標

実はあまり決めてないです。昔からバカみたいに真面目なので、目標を決めるとそれしか見えなくなってしまいます。だから数年前からは遠い将来の大きい目標は決めないようにして、目の前の小さい目標をコツコツとこなしていくような感じにしています。また、新しいものは常にチェックするように心掛けています。人や出来事、物など。他にはボランティアもいつかはやってみたいです。自分のために頑張るよりも、誰かのために何かをしたいという思いがあります。

 

 

    

     カバンの中身見せて下さい!

全体的に黒系の物が多いですね。お気に入りはカメのキーホルダー。2年前、初めてニノイ・アキノ国際空港を出た瞬間にM.O.A.で買ったものです。



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働く人図鑑 前回のコラム

サッカー選手。2014年3月7日からフィリピン・ユナイテッド・フットボールリーグ1部のグローバルFCに所属。フィリピンに帰化し、フィリピン代表に選出された。

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日本とフィリピンの友好、相互理解のために文化交流を行っています。具体的には、文化事業(日本映画祭や展示、公演など)、日本語教育(日本語教師の研修や日本語能力試験の実施)、日本研究・知的交流(日本について研究する人への支援、知的リーダー層の交流)を3本柱として行っています。その中でも特に文化事業と日本研究・知的交流を担当しています
26歳で今の会社をフィリピンで立ち上げ、最初はオンライン英会話からスタートしました。現在では、語学事業の中でより幅広くオンライン英会話、語学留学、海外インターンシップ、オープンカレッジ、フィリピン現地の駐在員の方たちを受け入れる、通学可能な英会話教室も運営しています。
JETRO Manila全体の仕事としては、日本からフィリピンへの輸出促進とフィリピンへの投資支援が二本柱になっています。その中で、私は調査担当として、フィリピン経済統計をまとめてデータ化し資料に起こしています。例えばフィリピンの人口ピラミッドや経済成長の状況について、他のASEAN諸国と比較をしながら日系企業に説明をします。
日本人のお客様を中心に、フィリピンでのお住まいや、出張時のご宿泊先、進出されてきた企業様向けの小規模オフィスをご案内して、住環境を整えるご提案をしております。物件は日本人のお客様が投資用に購入されたものが中心、かつ弊社も保有している物件なのでその辺りの安心感をお客様にお伝えしたいです。
フィリピンの危機的状況にいる子どもたちの支援をしているNPO法人ICANマニラ事務所でスタディツアー、研修事業、国際理解教育、資金調達を担当しています。スタディツアー、研修においては、日本からフィリピンの現状について学びたい人を募集し、ICANが実際に活動している事業地に案内します。
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