今年度予算成立、4兆1千億ペソで対GDP比19.5%
2020年1月7日
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ドゥテルテ大統領は1月6日、2020年度一般歳出法に署名した。すなわち、2020年度予算成立となった。
2020年国家予算案規模は4兆1,000億ペソ。2019年予算を12%上回り、対GDP(2020年予想値)比19.5%という規模である。項目別で大きなものは社会サービス1兆4,950億ペソ(構成比36.5%)、経済サービス1兆2,000億ペソ(29.3%)である。
省庁別で最も多くの予算が割り当てられたのは教育省で6,926億ペソ。以下、公共事業道路省5,817億ペソ、内国自治省2,416億ペソ(そのうち78%が国家警察)、社会福祉開発省2,005億ペソ、国防省1,921億ペソ、保健省1,7593億ペソ、運輸省1,006億ペソ、農業省647億ペソなどと続く。
なお、2019年度予算は2018年内に成立せず、2019年4月15日にドゥテルテ大統領が、2019年度国家予算案(共和国法第11,260号)に署名、ようやく成立の運びとなった。成立の大幅な遅れの間、新規事業などが認められず、上半期GDP成長率5.5%への鈍化の大きな要因となった。したがって、2020年予算は早期成立が強く望まれていた。2019年内という目標には僅かに及ばなかったが、新年早々の成立となった(20年1月6日のフィリピン予算管理省ニュースリリースより)。
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