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【フィリピン経済ニュース】18日から金融取引再開、株式市場は19日再開

2020年3月18日

ドゥテルテ政権の「ルソン地域全域へのコミュニティー隔離措置」発動を受けて、3月17日から、フィリピン証券取引所(PSE)での株式類取引、フィリピン銀行協会(BAP)による外国為替取引、フィリピン・デーリング&エクスチェンジ(PDEx)運営の債券取引所(電子取引)での債券類取引に関する無期限停止措置が発動された。新型コロナウイルス感染対策として、このような金融・証券取引全面停止措置が発動されたのは世界初といえる。

しかし、金融・証券取引が全面的に停止されるというのは異常事態であり、関係者は政府に対して早期再開を要請していた。

そして、PSEにおける株式類取引は3月19日に再開することが認められた。ただし、取引終了時間は、通常の15時30分ではなく、13時へと短縮(ただし昼休憩の中断なし)される。また、フィリピン・デーリング&エクスチェンジ(PDEx)は、3月18日に債券類の取引が再開されると発表した。BAPによる外国為替取引も再開されるものと見られる。

 

その他の記事

フィリピンでも新型コロナウイルス(COVID-19)感染が急ピッチで拡大しはじめており、政府や各地方自治体が大胆な感染対策防止策が打ち出された。先週後半以降に打ち出された施策は以下のようなものである。

ドゥテルテ大統領は、国内の新型コロナウイルス(Covid-19)感染者が52人に増えたことから、12日夜、警戒レベルを最高のコード・レッド・サブレベル2に引き上げた。

在フィリピン日本大使館などによると、フィリピン保健省(DOH)は、3月6日、フィリピンでの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の症例2例、3月7日に症例1例を追加確認し、フィリピン国内の症例が累計で6件となったことを発表した。

大型カジノリゾート「ソレア・リゾート&カジノ」(ソレア)を運営するブルームベリーの2019年(1月-12月)の連結決算では、純利益が38%増の99億ペソと二桁の増収増益になった。

日産自動車(本社:神奈川県横浜市)の電気自動車(EV)が、今年フィリピンで発売される見込みである。

フィリピンの代表的株価指数であるフィリピン証券取引所指数(PSEi)の2020年2月末(28日)終値は6,787.91ポイントとなり、前月末と比べて5.73%下落。年初2カ月間では13.15%の大幅下落となった。

口コミとランキングで見つかる世界最大の旅行プラットフォーム「Tripadvisor」(トリップアドバイザー、本社:マサチューセッツ州ニーダム、日本語版サイト: www.tripadvisor.jp)は、2月25日、2020トラベラーズチョイスアワードの観光地ランキングを発表した。本年から新たに発表された『注目の観光地』の2位にフィリピンのルソン島が選出された。

日本政府観光局(JNTO)は2月19日、2020年1月の訪日外客数推計値を発表した。フィリピンは前年同月比48.9%増の5万3,600人となり、1月として過去最高を記録。

本田技研工業(ホンダ)と、フィリピンにおける四輪車生産・販売拠点であるホンダカーズ・フィリピン・インコーポレーテッド(HCPI、本社:ラグナ州サンタロサ市、社長:高倉記行氏)は、2月22日、「フィリピンでの四輪車生産を2020年3月で終了する」と発表した。

ファーストフード・チェーン最大手のジョリビー・フーズ(JFC)は2月18日、2019年(1月~12月)の連結決算速報を発表した。2019年のJFCグループ全体の帰属純利益は14.4%減の63億3,400万ペソ(新会計基準PFRS16適用)と二桁減益となった。

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