ブログ
食べる
経済ニュース
コラム
求人情報

HOME > フィリピンの経済ニュース > 【フィリピン経済ニュース】比トヨタ自動車、9カ月間で48%減収・72%減益

【フィリピン経済ニュース】比トヨタ自動車、9カ月間で48%減収・72%減益

2020年11月17日

大手商業銀行であるメトロポリタンバンク&トラスト(メトロバンク)グループの持株会社GTキャピタル・ホールディングス(GTCAP)がトヨタ車事業を強化してきている。GTCAPは、トヨタ自動車の製造・販売拠点であるトヨタモーター フィリピン(TMP)の株式保有比率を51%に高めているほか、有力販社であるトヨタ マニラベイ(TMBC)の58.05%を保有している。さらに、2014年9月には、トヨタ ファイナンシャルサービス フィリピン(TFSPC)株式40%を取得した。

 

これらのトヨタ関連各社は各々存在感を強めている。特に、TMPの強さが際立っている。新車販売シェアは断トツであり、2019年まで18年連続でフィリピン自動車市場の三冠王(総販売台数、商用車販売台数、乗用車販売台数いずれもトップ)となっている。個別モデル販売ランキングにおいても、常に上位を独占している。

 

11月16日発表のGTCAP2020年9カ月間決算速報によると、TMPの2020年9カ月間(1月~9月)の小売ベースの販売台数は44.6%減の6万3,182台にとどまった。1月央のタール火山噴火、新型コロナ感染拡大やその対策としての3月央からの地域隔離措置が大きく影響した。ただし、TMPの減少率は業界全体の45.2%減少を下回った。その結果、TMPの9カ月間の市場シェア(輸入車含む総販売台数ベース)は39.2%と引き続き高水準であった。

 

これらの結果、TMPの2020年9カ月間の売上高は48%減の633億ペソ、帰属純利益は72%減の21億ペソへと急減した。新型コロナ感染拡大や地域隔離措置の影響が本格顕在化した第2四半期の帰属純損益は約4億4千万ペソの赤字(手許計算)となったと見られるが、非常に厳しい逆風下のなかで、9カ月間の純利益が21億ペソに達したことが注目される。

 

下表の様に、年間ベースの帰属純利益は2013年が前年比50%増の42億ペソ、14年が同71%増の72億ペソと連続で急増した。そして、15年には100億ペソの大台を突破、さらに、16年、17年と続伸し、3年連続で100億ペソの大台を突破した。2018年は車両税改定という一時的要因などで減益となり100億ペソを割り込んだが、2019年は回復に転じた。2020年は続伸が期待されたが、火山、新型コロナウイルスという予想外のファクターで視界不良となっている。

 

 

なお、TMPは、1988年8月3日にトヨタ自動車のフィリピン車両製造/販売拠点として設立された。出資比率はトヨタ自動車34%、三井物産15%、GTキャピタル(GTCAP)51%となっている。現在、「ヴィオス」や「イノーバ」を現地生産しているほか、各種乗用車、商用車の輸入販売、国内向け部品販売、部品輸出などを手掛けている。また、販社「レクサス・マニラ」を通じて、ハイブリッド車を含む各種レクサス車の輸入販売を行っている。2009年1月に開業し昨年10周年を迎えた「レクサス・マニラ」は三井物産との合弁企業であり、TMPCの出資比率は75%、三井物産の出資比率が25%となっている。

 

その他の記事

KDDI フィリピンは、固定通信からモバイル通信にいたるまで、あらゆる通信サービスを総合的にご提供するKDDI株式会社の海外現地法人です

Akisaは各家庭にあった家政婦さんをご紹介するエージェントです。

McAsia Foodtrade Corporationは、日本の食品、台所用品、工業用調理器具、業務用kitchen房の大手販売することです。レストラン、ホテル、ケータリング、も食料品店への卸売りに積極的に取り組んでいます。

ユニフォームやオーダーメイド衣料のご要望はWIL TAILORに!

エイブルマニラ店 ・お部屋をお探しの方 ・お部屋をお貸ししたい方 ・コンドミニアムの販売
お部屋・オフィスをお探しならお任せ下さい。日本国内800店舗 海外14店舗のネットワーク

お荷物の国際宅配のBalik Bayan Box
ご家族や親しい人がフィリピンへ駐在・留学・渡航の際にご利用ください

コンドミニアムの賃貸・売買・管理なら私達にお任せ下さい。

【マカティ】レオパレス21現地法人が併設し、これまで日本国内で培った信頼と経験を活かし、フィリピンに新規進出する日系企業を対象に、「安心」「便利」「快適」を提供してます。

2010年「海外で働く日本人を保険を通してサポートしよう!」をスローガンに設立された、マニラとセブに拠点を持つ総合保険代理店。日本を離れると気になる「医療保険」そして意外と見落としがちな「公的年金」など、海外での不安を保険を通じて日本語で分かりやすくサポートしてくれる。英語の保険約款をすべて理解するのはとても困難。海外ゆえに疎遠になりがちな保険を、日本にいるかのように「身近な保険」にしてくれるのが強み。

フィリピンで電気機器の販売を手掛ける。ダイキン工業の認定代理店として、エアコンの販売やアフターケアーも実施。地震記録計の導入などの相談にも対応。

フィリピン不動産賃貸ポータルサイト  |   フィリピン求人 ジョブプライマー  |   BERENTA:Find the condo that suite you