Childcare Center WHiZ 幼児教育連載コラム
幼児教育のコラム連載開始にあたって
創造力、コミュニケーション力の要は就学前の「非認知能力」の育成にあり!
フィリピンでの幼児教育に奮闘されるご家庭向けに、Primerでは次号から幼児教育コラムを開始します。会社員から保育士に転職、BGCでウィズこども園を開園された小野さんに、これからの幼児教育について取材しました。
ウィズこども園・事業統括責任者・保育士 小野誠さん
開園から2年、これまでいかがでしたか?
開園当初から、こどもたちが目を輝かせながら「園が楽しい」といってくれることが何よりも嬉しいです。また、たくさんの保護者様から、「物事に積極的に取り組むようになった」、「苦手なこともがんばるようになった」、と言っていただくことも、弊園の教育方針にご賛同いただけているのではないか、と憚りながら実感しています。弊園では、何より重要なこととして「幼児期には、こどもとの距離を大事にし、園児個人の成長に合わせた心のサポートである」と考えています。心のサポートを幼児期にしっかりと行うことで、 人への信頼、 こどもの自信、前向きに取り組む姿勢につながるからです。 これは昨今の幼児教育で重視される「非認知能力」を 育むことにつながります。
「非認知能力」とは何でしょうか。
「非認知能力」(non-cognitive skills)とは、IQや学力テスト、偏差値などのように点数や指標などで明確になる「認知能力」とは異なり、こどもの将来や人生を豊かにする一連の能力のことを言います。たとえば、やり抜く力、目標に向かって頑張る力、自制・自律性、自己肯定感、他者へ配慮、コミュニケーション能力、論理的な思考力などが該当します。この「非認知能力」 を就学前に育むことこそが、認知能力を伸ばし、 前向きな人格形成・豊かな人生を送るための土台になります。しかし、非認知能力は、読み・書き・計算のように教えて身につくものではありません。こどもを取り巻く「環境」こそが、非認知能力を育みます。
弊園は、少人数制とプログラム担任制を導入し、担任だけでなく複数の職員の目で、様々な角度からこどもたちの成長を見守っています。「こどもの小さな変化に素早く気付き、いつでも寄り添える」、そんな、こどもが安心できる環境をつくることが、非認知能力の育成に繋がります。
運動プログラムにも特長があると聞きました。
幼児期に体を動かすことは、基礎体力を向上させるだけでなく、神経細胞の成長を促し、脳を活性化させ、結果として、学力の向上や前向きな気持ちのコントロールにも大きく影響します。弊園では、体を思い通りに動かす力を養うため、コーディネーショントレーニングを取り入れています。遊びやゲームを交えることで、こどもたちは、毎日、楽しみながら体を動かします。現在は、オンライン授業で限定された環境ですが、工夫をしながらコーディネーショントレーニングを行っています。幼児期の運動については、今後のコラムの中で、ご紹介させていただきます。
園の名前をWHiZとしたのは、どの子にも、持って生まれた才能があると確信しているからです。事実、これまで幼児教育を通して出会えたこどもたちすべてに、それぞれの素晴らしい才能がありました。弊園では、保護者様と一緒に、こどもたちが才能を開花するとき、その才能を下支えする心・体を養いたいと考えています。
非認知能力に関する参照元:
Gutman, L. M., & Schoon, I. (2013). The impact of non-cognitive skills on outcomes for young people. Education Endowment Foundation,59(22.2), 2019. Motivation 西田ら「非認知能力に関する研究の動向と課題」東京大学大学院教育研究科紀要 vol58 2018 p33
<2021年度入園申込受付中!>
オンラインでも元気に開園中!
2021年度募集園児の対象は下記の通りです。
2歳児(2018.4.2生~2019.4.1生) 3歳児(2017.4.2生~2018.4.1生)
4歳児(2016.4.2生~2017.4.1生) 5歳児 (2015.4.2生~2016.4.1生)
※年度の途中入園も可能です。
<幼児向け日本語教室/学習教室もオンラインにて好評開講中>
週2回(1回30分)開催しており、ご家庭でも楽しく体を動かして学習できます。
お問い合わせは[email protected]までご連絡を!施設の詳細はこちらから。