執筆者:ポギ金子
フィリピンで3年間パーソナルトレーナーをつとめてきたラガーマン。フィリピン在住者に、ダイエットやフィットネス、マッスルトレーニングなどを指導していく中で自身が得た知見を本号から本誌にて連載。
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知っておきたい痩せるメカニズム
みなさんあけましておめでとうございます︕
本年もこちらで執筆する機会を頂けることに感謝です。少しでもみなさんのダイエットの役に立てる記事を書いていければと思いますのでよろしくお願いします。
みなさんはどんな年末年始を過ごされましたか︖私の日本人の友人はマニラから離れて、キレイなビーチで過ごしていたのをS N Sで拝見しました。
そんな筆者は現在日本へ帰ってきており、富士山の麓の河口湖で冬キャンプをしました。車のルーフに備え付けられているテントで寝たのですが、朝起きると枕の横に置いてあったペットボトルの水がカチカチに凍っていました。それもそのはず、温度計をみると-6℃を指していました。無事新年を迎えられたことに感謝です(笑)来年は絶対あったかい離島で過ごしてやります。
ダイエットをはじめようという方へ向けて1つ質問です。
『走る』と『歩く』ではどちらが脂肪燃焼に効果的だと思いますか︖
多くの方が『走る』と思いつくのではないでしょうか︖おそらく理由は『走る方が汗もかくし消費カロリーも多いから』ではないでしょうか︖
ですが実は気になる脂肪を減らしい場合は歩く方がダイエットには効果的なのです。今回はその理由を詳しく解説します。
まず人間のカラダには『本能』というものが誰にも備わっています。これは言い換えると『生き抜こうとする力』です。そして、その本能は今いる環境に順応します。
少しスケールの大きい話になりますが、生物は最初全て1つの同じ形をした細胞でした。その細胞が本能によって環境に順応し姿を変えて、海で生きる生物はヒレが生えて海中で呼吸できるようになり、空で生きる生物は翼が生えて飛べるようになり、地上で生きる生物は、手足が生え地上を移動できるようになりました。これを『走ること』に置き換えても同じで、本能が働いて頻繁に走る環境で生き抜けるカラダになろうとします。
カロリーは消費されるものの、そのカロリーが生み出される源は、『食べたものの栄養』と『筋肉』であって、『脂肪』は最後まで保存しておこうとするのです。摂った栄養を消費し終えると、余分なエネルギーを消費する筋肉をカラダは必要ないと判断し、分解してエネルギーにしようとします。反対に減らしたい脂肪は、いざと言うときのエネルギーとしてカラダに留め込もうとします。
こうい理屈から、走り続けると筋肉が減り代謝が下がり、脂肪を溜め込もうする作用が起きて『痩せにくく、太りにくいカラダ』になってしまいます。