執筆者:ポギ金子
フィリピンで3年間パーソナルトレーナーをつとめてきたラガーマン。フィリピン在住者に、ダイエットやフィットネス、マッスルトレーニングなどを指導していく中で自身が得た知見を本号から本誌にて連載。
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Get Healthy!Be Healthy!Be Beautifully!In the Philippines
満足感をどう得るか?が鍵
マニラの皆様いかがお過ごしでしょうか︖日本の3月ってこんなに寒かったっけ︖と春の訪れを今か今かと待ち望んでいるポギ金子です。マニラにいるときは少し恋しかった冬の寒さも、実際日本の冬での生活に身を投じると辛いのなんの。マニラでのタンクトップ生活が恋しいです。
さて、私事で恐縮ですがマニラから日本に帰国しはや5ヶ月が経とうとしています。日本のおいしい食事を楽しみつつ、ダイエットも気持ちを切らさずにやっています。一回、蒙古タンメン(コンビニに置いてる辛いラーメン)に切らされそうになりましたが耐えました(笑)。
日本でのダイエットはマニラと比べて良い点と悪い点があります。良い点はよく歩くことです。どこへ行くにもグラブタクシーって訳にもいかないので自然と日々の活動量が増えます。悪い点は、太る食べ物が安易に手に入ること。そうです、コンビニです。
ダイエット中、仕事で疲れていたり、嫌なことがあったりすると、食欲の悪魔は心の隙間を見つけて、コンビニへ行くように促してきます。結果、夜中酔っ払いサラリーマンに混じりお菓子とアイスを抱えてレジに並ぶ、なんてことも稀ではないです。品揃え豊富なお菓子やアイス、レジへ向かう道中に経由する美味しそうなパン達。そして、待っていましたと言わんばかりにレジの横で、笑うセールスマン(最近ハマってる)ばりに不適な笑みを浮かべる熱々の揚げ物達。まさにホスピが足りすぎている訳です。
そこで今回の本題ですが、こういったキレ食い行為を防ぐために、『カロリー制限はしない方がいい』と思うのです。まず、なぜ心の隙間ができた時に食欲で埋めようとするのか︖それは食欲に飢えているから。原因は、日々の食事でカロリー計算によって上限を定められるストレスや過度な摂生。結果、気持ちの糸が切れたときに上限無くたらふく食べてやろうという気持ちになります。
そして何より怖いのが、飢えた心に大量の普段食べないようなジャンクフードを食べることが快感となり繰り返してしまうこと。コレ、ダイエットされたことない方は分からないかもしれませんが、ホントにダイエットあるあるなんです。このような症状を防げる方法は1つだけ。『毎日の自分を満足させること』。もし、上記のようなことが自分にも当てはまる方は、摂生しすぎなので、カロリー計算をやめて、食事のルールをグッと緩めてみてください。
1日に1回は揚げ物も食べていいし、寝る前アイスもオッケー。でもルールが1つだけあります。たらふく食べないこと。1食の量を守れば太りません。ましや、キレ喰いして上限なく食べ続けるよりかはよっぽどマシです。ボク自身も偉そうなこと言っていますが、キレ喰い経験は何度もあり、それに悩まされてきました。スイッチが入ると摂生しすぎるクセがあり、その反動でキレ食い。人間、精神でコントロール出来る範囲なんて知れているのだと思いましたね。所詮本能には勝てません。なので、本能が飢える前に、心に水をやる感覚で毎日自分を満足させてあげてください。それが健康的なダイエットライフを送る鍵です。