執筆者:ポギ金子
フィリピンで3年間パーソナルトレーナーをつとめてきたラガーマン。フィリピン在住者に、ダイエットやフィットネス、マッスルトレーニングなどを指導していく中で自身が得た知見を本号から本誌にて連載。
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Get Healthy!Be Healthy!Be Beautifully!In the Philippines
間違ったダイエット法の結果は・・・
先日、大阪でボディビル大会へ出場してきました。結果は予選落ち。そうだろうなと大会前から思っていたしもし仮に入賞したとしても嬉しくありませんでした。なぜかというと、約3ヶ月半のダイエットを振り返って、やり切ったなと思えなかったからです。
前回の記事にも書きましたが、他人のダイエットを客観的に見ると『無理してはだめ』、『マラソンなのでスローペースでいきましょう』と冷静なアドバイスができますが、自分のことになると焦ってカロリー下げて運動量上げて、メンタル爆発してキレ喰いしてしまう始末。さらに翌日の罪悪感からまたカロリーを下げてストレスを溜めては食べるの繰り返し。その負のループにハマってしまうと、迫り来る大会のプレッシャーも相まってなかなか抜け出せません。思うように痩せていないのにも関わらず、大勢の前でパンツ一丁で他人と比較されて見られるからいつまでに痩せなといけないと迫られる状況は、あまり心地いいものではありません。
そんな過度なプレッシャーに迫られると人間は思ってもみない行動をとります。大会3日前くらいから毎日サウナで水抜き。完全に水分が足りていないカラダに、大会前日はアルコールの利尿作用に頼り、ウイスキーをがぶ飲みしました。5日くらいで体重が5kgくらい減りましたが、完全に間違ったやり方です。
水が抜けただけなので落ち切っていない体脂肪が減るわけもなく、まるで夏休み最終日に大量の宿題と対峙する小学生ともとれる行動は無駄に終わりました。大会参加選手300人程いた中で前日に酒飲んでたのは多分私だけでしょう(笑)
写真真ん中が私です。
いかにサボるか!がカギ!
こんな曲がりくねったボディメイクの道ですが、諦めず進み続ければいつかは頂上に辿り着けると思ってやってます。大会に出ると決めたのは自分なので、そこにチャレンジして失敗した経験も自分の財産だと前向きに受け取れば無駄ではないですね。7月にフィリピンでのボディビル大会へ向けて再度チャレンジします。間隔あいてしまうと行くか迷うので、大阪大会終わってすぐにチケット取りました(笑)
長々と私ごとを書かせて頂きましたが、ダイエットされてる大半の方は大会へは出ないだろうし、日々何かに迫られてダイエットをする必要もないですから、『いかにサボるか』を念頭に置いて取り組むのが成功の鍵だと思います。人はアイス1つだけでは太らないし、1日10km走っても痩せません。だったら毎日アイス食べてもいいし、運動も1日15分の散歩でも大丈夫です。毎日我慢して、爆発してキレ食いしてしまうことに比べたら毎日のアイスなんてへっちゃらです。大切なことは1日1日を軽視せずに毎日の自分を満足させることです。ダイエット生活を送っていて2択に迷ったら、楽な方を選びましょう。