ブログ
食べる
経済ニュース
コラム
求人情報

HOME >  フィリピンのコラム  >  【フィットネスコラム 第23回】足りないくらいがちょうどいい?!

【フィットネスコラム 第23回】足りないくらいがちょうどいい?!

執筆者:ポギ金子

 

フィリピンで3年間パーソナルトレーナーをつとめてきたラガーマン。フィリピン在住者に、ダイエットやフィットネス、マッスルトレーニングなどを指導していく中で自身が得た知見を本号から本誌にて連載。

 

Instagram:pogi_kaneko

LINE:2204s

 

Get Healthy!Be Healthy!Be Beautifully!In the Philippines

 

生活の周りには誘惑がいっぱい!

先日とあるYouTube動画で興味深い話を知りました。

『世界で一番美味しいトマトはメキシコの僻地にあるカラカラに乾燥した荒野でできる』と。そしてその動画では、この事柄はダイエット、引いてはヒトの在り方にも共通すると言うのです。 飽食と言われる現代。栄養を摂取しようと思えば簡単に手に入ります。それに加え、世に出回る様々なサービスは、あの手この手を駆使して消費を促すように我々の食欲に訴えかけてきます。その結果、本来カラダが必要な栄養以上を摂取し肥満となるわけです。

ですが肥満という結果を招いてしまうのは本人だけの責任ではないと思います。食事やお酒は人々が生きていく上で欠かせないことなので、サービスを提供する側もカラダへの影響を伝えることより、どんどん消費意欲が湧くように働きかけているので、現代を生きる人々が余剰に栄養を摂取してしまうのは無理もないと思います。

私もお酒は飲みますが、カラダには良くないと思っています。本来栄養を代謝するために働いている肝臓の働きをアルコールを分解するために奪われてしまうし、翌日二日酔いで頭が痛くて午前中は活動できない。そんなマイナスな面が多い代物をあんな美味しそうな顔で飲むCM流されたら毎日でも飲みたくなります。

お酒は頻度さえ守ってうまく付き合っていけばダイエットと共存できると私は思っていますが、休肝日を作りましょう的なプチ規制くらいのCMがあった方が健康人口は増えると思うんですけどねえ。

最近流行っているダイエット食品も同じです。プロテインが配合されたパンや、必須アミノ酸を効率的に摂取できるEAA、最近はプロテインビールなんてものもあります。プロテインってつければ何でも健康!みたいな風潮がありますが、過度なタンパク質へ対しての執着は、健康志向にあやかったビジネスなどに流されやすくなるので注意が必要ですね。

細かく話すと長くなるので具体的な数字は割愛しますが、プロテイン(タンパク質)は世間に広まっているほど必要ありません。タンパク質は肌、髪、筋肉の材料として必要な栄養素です。ではもしタンパク質を摂らなかったら、髪の毛はチリチリになって肌はカサカサになって筋肉はみるみるうちに萎んでいくのか?そんなことありません。なぜかというと人間の体にはその環境に適応する本能が備わっているから。栄養が足りないと自ら体内の筋肉や脂肪を分解して栄養を生み出せるんです。

生活の周りには誘惑がいっぱい!

要するに何が言いたいかと言うと、普段摂取する栄養は足りないくらいがちょうどいいのです。冒頭のトマトの話に戻りますが、厳しい環境だからこそわずかな栄養をくまなく摂取しようと本能が働くわけです。これはヒトも同じで甘やかされて育った子供より、必要最低限の物資を与えられ育った子供の方がハングリーに物事を吸収するでしょう。ダイエットにおいても体脂肪が少ない人と肥満の人が同じ食事を摂取しても、肥満の人の方が太りやすいことがわかっています。これはインスリン抵抗性という言葉に関与する現象ですが、肥満の人は栄養が満ち足りているため、筋肉や細胞にへ行き渡る栄養が少なく、溢れた分が脂肪として体に蓄積されます。

かたや体脂肪が少ない人は肥満の人に比べ、筋肉や細胞たちが飢えているので乾いた砂漠に水を垂らしたかのごとく栄養を吸収します。
私は、ダイエットとは自分の説明書を書いていく作業だと思っています。食べ物にも合う合わないがあるし、トレーニングにおいても得意不得意があります。日々自分のカラダを実験台とし、トライアンドエラーを繰り返せば、しっくりくるやり方が見つかるはずです。そのためには様々な方法で消費を促される現代で培った固定概念を捨てて、本能がハングリーに感じて、たまに食べるチートミールを漏れなく吸収できるようにダイエット界の荒野に生きるトマトになりましょう。

広告

フィットネスコラム 前回のコラム

先日、大阪でボディビル大会へ出場してきました。結果は予選落ち。そうだろうなと大会前から思っていたしもし仮に入賞したとしても嬉しくありませんでした。なぜかというと、約3ヶ月半のダイエットを振り返って、やり切ったなと思えなかったからです。

新着コラム

連載を始めてから約2年が経ちました。現在私の拠点が日本ということもあり、フィリピン現地の情報の取り扱いを専門とされているプライマーさんでの執筆は今月が最終号となります。
当初は7月にボディビル大会へ出場するためにマニラへ行くと宣言していましたが、今回は辞退しました。5月に出場した大阪のボディビル大会へ向けた減量を振り返ると、自分の中でやり切ったと思えなかったので、7月のマニラこそはと思っていたのですが、減量の仕方そのものに問題があったので、そこを見直して余裕を持った期間を設ける必要があると感じました。
先日とあるYouTube動画で興味深い話を知りました。『世界で一番美味しいトマトはメキシコの僻地にあるカラカラに乾燥した荒野でできる』と。そしてその動画では、この事柄はダイエット、引いてはヒトの在り方にも共通すると言うのです。
先日、大阪でボディビル大会へ出場してきました。結果は予選落ち。そうだろうなと大会前から思っていたしもし仮に入賞したとしても嬉しくありませんでした。なぜかというと、約3ヶ月半のダイエットを振り返って、やり切ったなと思えなかったからです。
フィリピンから日本へ帰国して一年半が経ちました。早いものです。しかし依然僕は、二度目の春なのに、あったかくなって半パンと薄手のパーカーで出かけて帰り道に凍えて帰ることを繰り返し、季節の移り変わりでの過ごし方に戸惑っています。 そんな生活の中、マニラにいる友人達のSN Sで、常夏のマニラをエンジョイしている姿を、ボディビル大会へ向けて肌を焼くため入っている日焼けマシンの中から羨ましく拝見しています。
フィリピン不動産賃貸ポータルサイト  |   フィリピン求人 ジョブプライマー  |   BERENTA:Find the condo that suite you
ページトップに戻る