フィリピンの不動産投資
フィリピンで不動産を買うって!?いったいどんな物件があるんでしょうか。
フィリピン生活10年超の編集部スタッフ"oya"が身銭を切って挑戦する不動産コラムです。
日本の書店では、相変わらずサラリーマン大家さんの著書が売れています。が、7月1日に発表された路線価を見ると、値を戻していた東京都では2桁の下落、地方圏にいたっては18年間連続で下落。高利回りを謳っていた地方のアパート経営などは、空室に悩まされています。
日本のバブルやアメリカ金融危機を予想したハリー・S・デント・ジュニアの統計によると、個人消費が最も大きいのが一軒家を買い、車を持ち、子供の学費を払う43歳の時。そして46歳の人口が多い時に、国の経済はピークを迎えるとのこと。日本の第二のベイビーブーマーが46歳になるのは2017年から2020年。ハリーデントの理論によると、この時期に日本では消費がピークを迎えるはず。逆に言えば、10年も経たないうちに、日本経済は長期下落に入っていくわけです。
翻って、フィリピン。国家統計局の推計によると、これから5年後の2015年には人口1億人突破。2025年には日本の人口を抜いて、1億2千万人。2040年までの推計でも0-4歳が一番多く、国の経済がピークを迎えるのはまだまだ先になりそうです。
中流向けコンドミニアム。800世帯が住まう。
完売御礼で、隣に2軒目を企画中。
不動産経営においては10年なんて、あっという間。日本の不動産もまだまだ捨てたものではありませんが、リスク分散としてフィリピンの不動産を考えておくのも、悪くないと思いませんか。
成功の秘訣は、ロケーションはモチロンのこと、開発業者の質と、その後の管理体制がポイント。大手ディベロッパーでも、管理体制が悪いため、中古市場で買い叩かれているところもあります。幸い、今は中級のコンドミニアムや分譲地が選り取りみどり。住宅ローン金利も下がっているので、検討の余地有りです。
7月末のReal Estate Fiestaでは200以上のディベロッパーが勢揃いしますので、短時間で目を肥やすにはもってこいです。プライマー編集部も出展し、日本語でのご案内も致しますので、お気軽にお越し下さい。
マカティコンドミニアム住民の憩いの場、グリーンベルト。
モールが近いと不動産価格もアップ。
プライマー編集部 oya
10年超のフィリピン生活で、法人顧客を中心にフィリピンの不動産取引には多数関与。が、やっぱり勉強は身銭を切ってやってみないと、と、自分でコンドミニアムや分譲地のプリセリングを中心に4件申し込み、2件キャンセル。購入に至った2件のうち、1件は12%超の利回りで含み益が出ていますが、残り1件は不良建築で失敗です。