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【フィリピン経済ニュース】三井物産など、比で中古車検査・保証事業

2020年7月9日

大手商業銀行であるメトロポリタンバンク&トラスト(メトロバンク)グループの持株会社GTキャピタル・ホールディングス(GTCAP)が自動車事業を強化してきている。

GTCAPは、トヨタ自動車の製造・販売拠点であるトヨタモーター フィリピン(TMP)の株式保有比率を51%に高めているほか、有力販社であるトヨタ マニラベイ(TMBC)の58.05%を保有している。さらに、2014年9月には、トヨタ ファイナンシャルサービス フィリピン(TFSPC)株式40%を取得した。これらのトヨタ関連各社は各々存在感を強めている。

特に、TMPの強さが際立っている。新車販売シェアは断トツであり、2019年まで18年連続でフィリピン自動車市場の三冠王(総販売台数、商用車販売台数、乗用車販売台数いずれもトップ)となっている。個別モデル販売ランキングにおいても、常に上位を独占している。TMPは、1988年8月3日にトヨタ自動車のフィリピン車両製造/販売拠点として設立された。出資比率はトヨタ自動車34%、三井物産15%、GTキャピタル(GTCAP)51%となっている。

このようなGTCAPが、7月7日、フィリピン証券取引所(PSE)回覧04074-2020号において、「傘下のGTキャピタル・オートディーラーシップ・ホールディングス(GTCAD)を通じて、日本のプレミアグループ株式会社(所在地:東京都港区)とのフィリピンにおける中古車検査・査定・保証合弁事業に出資する」と発表した。この合弁事業は、三井物産とGTCADとの合弁企業であるGTモビリティー・ベンチャーズ(GTMV)によって設立される。GTCAPの実質保有比率は47%となる。

なお、GTMVは、2019年4月に、日本のジャパン バイク オークション(JBA、本社:神奈川県横浜市)と合弁で、JBAフィリピンを設立と発表した。出資比率はGTMVが60%、JBAが40%。すなわち、JBAの本格拠点がフィリピンに構築されたことになる。JBAは、オークションや中古車買取販売事業などを手掛ける株式会社ユー・エス・エス(USS、本社:愛知県東海市)の子会社である。

 

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フィリピンにおける新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の確認例は、7月4日新たに1,494例増加、前日の1,531増に続く連続急増となった。

ドゥテルテ大統領は、7月3日、「2020年反テロ法(共和国法11479号)」(反テロ法)に署名した。反テロ法は6月9日に議会を通過、今回の署名で成立、公告から15日後に発効となる

フィリピンのコンビニエンス業界首位のセブン-イレブンを運営するフィリピン・セブン・コーポレーション(PSC、比セブン)は、新型コロナウイルス感染拡大やその対策としての地域隔離措置の影響で苦境にあるフランチャイズ加盟店支援のための7億1,100万ペソのパンデミック・サポートプログラム(PSP)を開始した。

モビリティIoTのベンチャー企業であるグローバルモビリティサービス(GMS、本社:東京都港区)は、6月29日、「GMSと大日本印刷(本社:東京都新宿区)は、急速な経済成長を続けているフィリピンをはじめとして東南アジアにおける物流課題の解決を目指して、両社が事業開発に取り組む物流配送マッチングサービスが『MaaS & Innovative Business Model AWARD (MaaSアワード)2020』のビジネスモデル部門で優秀賞を受賞した」と発表した。

フィリピン貿易産業省によると、マスク専門メーカーである横井定(本社:名古屋市瑞穂区)は、フィリピン事業を拡大、フェイスマスクの現在の生産能力を倍増する計画を発表した。また、中国からの原料輸入依存度を低下すべく、マスク用の不織布とイヤループの原料の製造を開始する予定である。

国際通貨基金(IMF)は、6月24日に、世界経済見通し(WEO)2020年4月号の改訂版を発表した。

 野村ホールディングス(野村)は、6月23日、「子会社であるノムラ アジア インベストメント(シンガポール)社が保有するBDOノムラ証券株式49%を、合弁相手のBDOユニバンク(BDO)へ全て売却することに関し、基本事項に合意した。

フィリピンにおける新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の確認例は、6月22日新たに630人増加し、22日現在で、累計3万0,682人に達した。ASEANでは、インドネシアの4万6,845人、シンガポールの4万2,313人に次ぐ第3位。

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