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【フィリピン経済ニュース】比ユニクロが60店超体制に、ASEANトップの座強固

2020年10月29日

ファーストリテイリングはフィリピンにおけるユニクロ店舗の出店、運営を目的として、2012年1月にSMリテール社と共同出資して合弁会社、「ファーストリテイリング・フィリピン社」(FRPI、所在地:マニラ首都圏パサイ市)を設立した。ファーストリテイリングの出資比率は75%である。

ユニクロ・フィリピン1号店は、2012年6月15日に、巨大ショッピングモール「SMモール・オブ・アジア」に出店された。初出店から約1年後の2013年5月に4店、その後順調に店舗網が拡大、2017年末には47店、2018年5月末で50店に達し、初出店時に掲げられた「数年で50店体制」という目標が達成されている。そして、2019年10月29日には60号店(ファーストリテイリングのウェブサイト表示による、以下同様)となる「SMシティ・バギオ店」をオープンした。

その後は、新型コロナウイルス感染拡大の影響もあって、フィリピンの店舗数は60店のまま推移、現在に至っている。今年7月16日には、オンラインショップを開設したが、実店舗数は約1年間増加はなかった。しかし、11月27日、61号店がオープンする。61号店となる「ブルーベイ ウォーク店」は、マニラ首都圏パサイ市のDマカバガール通りとEDSAエクステンションとの交差点近くに路面店としてオープンする。

2013年8月末時点ではフィリピンのユニクロ店舗数は6店で東南アジア(ASEAN)においては、シンガポールの12店、マレーシア10店、タイ10店の後塵を拝し、第4位にとどまっていた。しかし、2017年10月末には43店で、マレーシアの42店を上回る単独トップに浮上した。2020年9月末時点で60店で、2位のタイとマレーシアの51店を大きく上回っている。

 

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