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【フィリピン経済ニュース】吉野家とジョリビーフーズ、比で合弁牛丼事業展開

2021年2月17日

吉野家ホールディングス(YH)は、2月16日、「子会社ヨシノヤ・インターナショナル・フィリピンズ(YIPI)とフィリピンの外食最大手であるジョリビー フーズ コーポレーション(JFC)が合弁契約を締結した」と発表した。

吉野家ホールディングス(YH)グループは、経営戦略の一つである「海外事業の成長拡大」の一環として、フィリピンにおける「吉野家」ブランドを拡大することを目的として、今回の合弁契約に至った。YHグループは、フィリピンを市場ポテンシャルが高い戦略的出店地域と位置づけ、1992年より「吉野家」ブランドをフランチャイズにて展開してきた。更なる永続的な成長を目指すなか、フィリピンを中心に世界中で多くのレストランブランドを有するJFCと、双方のさらなる事業拡大を目的とし「吉野家」ブランドを展開する合弁会社設立に合意した。YIPI と合弁会社は「吉野家」ブランドに関するフランチャイズ契約を締結し、出店を加速させていく。

合弁相手JFCの2020年12月末現在の国内総店舗数は3,217店に達する。内訳はハンバーガーのジョリビー1,184店、中華のチャウキン571店、ピザのグリーンウイッチ273店、ケーキ・ベーカリーのレッドリボン495店、鶏肉・バーベキューのマン・イナサル594店、バーガー・キング98店、ベトナム麺のフォー24(PHO24)が1店、パンダ・エクスプレス1店となっている。

一方、海外店舗数は2,607店(33カ国で16ブランド)。中国ではファーストフード・チェーンのYongheキング(永和大王)が354店、粥チェーンの宏状元餐が31店、ダンキン・ドーナツ(中国)3店、Tim Ho Wan(中国)1店。海外でのジョリビーは294店、レッドリボンは31店、チャウキンは48店、ハイランズ・コーヒーは483店、PHO24が52店、ハードロックカフェ2店、スマッシュバーガー237店、コーヒービーン&ティーリーフ(CBTL)1,071店舗。これらJFCグループの国内外合計店舗数は5,824店舗に達している。

今回のYHグループとJFCとの連携により、フィリピンにおける機動的な事業展開が可能となり、双方の企業価値をさらに高めることができると期待される。設立される合弁会社の概要は以下のとおり。

社名 :JOLLIBEE YOSHINOYA INC.
設立 :2021年5月(予定)
所在地 :マニラ首都圏パシグ市
株主(持分):JFC(50%)、YIPI(50%)
資本金 :1億3千万ペソ

 

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