落としやすいのはどちら?減らし方は?
内臓脂肪のほうが先にエネルギーとして変換されます。皮下脂肪はしつこく最後までこびり付きます。この違いは預金に例えられることが多く、内臓脂肪は簡単に引き出せる普通預金、皮下脂肪は引き出しに時間がかかる定期預金です。
次にそれぞれの脂肪の減らし方です。どちらの脂肪も落とすためには、これら全て必要なのですが、強いて言うとすれば、内臓脂肪を落とすには、『食生活の改善』です。やはり食べたものは直接内臓へ運ばれるので、余分な脂質、糖質を制限するだけでも内臓につく脂肪は防げます。
次に皮下脂肪を落とすには『筋トレ』です。皮下脂肪は筋肉と皮膚の間についているので、その部分に直接働きかけることで気になる部分の皮下脂肪は減少させることができます。
そして両方の脂肪を落とすのに共通していることが『有酸素運動』です。皮下脂肪、内臓脂肪ともにカラダに蓄えられた余分なエネルギーなのでそれらを源に運動することで減らすことができます。
要するに体脂肪を落とすには食事、筋トレ、有酸素運動の3つということです。
体脂肪を落とすと世界がちがってみえる?
フィットネスブームと言われる昨今、様々なダイエットの方法がありますが、この3つの柱がなく脂肪が減ることはないです。例えば、速攻性のあるダイエット法として知られるファスティング(断食)。ファスティングは臓器の活動を高めるのには効果があると思いますが、体型が良くなるかはボクの持論では正直疑問です。ファスティング推奨派の人は、自らをポギと名乗るナルシストゴリラの戯言だと思って聞き流してくださいね。
ここでは、カラダを土の入る容器とします。体内の水分や便を器の中にある土に例えましょう。そりゃ何も入ってこない状態で生活すれば中の土は減ります。
体重も減るし、スッキリ感もあるでしょう。ですが外から見える器の形は︖中身が無くなっても肝心な器の形は変わっていません。そして断食が終わればまた土は入ってきます。やはり器の形を変えるには彫刻刀とハンマーを持ってコンコンと地味に削っていくしかないのです。そしてその地味な行為こそが冒頭で述べた3つの柱です。ダイエットの世界では脂肪貧乏が正義です。冒頭で述べたように筋トレ、有酸素を用いてカラダに蓄積された脂肪預金を散財しましょう。
そして無駄に脂肪預金をため込まない食生活を過ごせば必ず脂肪は減ります。
体脂肪の少ないカラダになると、活力がみなぎってとカラダが研ぎ澄まされて清々しい気持ちになります。ですがこの感覚は体脂肪を落とした人にしかわかりません。世界の見え方が変わると言っても言い過ぎではありません。是非一度この機会に脂肪が余分に蓄えられた自分カラダと向き合ってみてください。