執筆者:ポギ金子
フィリピンで3年間パーソナルトレーナーをつとめてきたラガーマン。フィリピン在住者に、ダイエットやフィットネス、マッスルトレーニングなどを指導していく中で自身が得た知見を本号から本誌にて連載。
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Get Healthy!Be Healthy!Be Beautifully!In the Philippines
日本は今、春から夏へ向けて梅雨へ移りかわろうとしています。フィリピンも雨季にはいっていますね。
日本の雨はしつこく一日中降り続くので憂鬱です。それに対しフィリピンの雨季は昼間ピーカンで夕方くらいに1時間ざっと降って終わりなので潔い感じが嫌いじゃありません。
フィリピンでフリーランスのトレーナー時代にバイクタクシーで移動中にゲリラに見舞われて取り返しがつかないほどずぶ濡れになり1日が終わったという経験もありましたが。と、こんな具合に毎月冒頭での日本のお天気お便りおじさんのくだりも定着してきたでしょうか?今回のトピックは『痩せるために行うべき運動』です。
それ、本当に痩せるために効果的?
これについて書こうと思った理由は、ダイエットを志す方が数多くいる中で、多くの方が努力の方向が間違えていると感じたからです。体脂肪を落としたい人がまず思いつく行動がこの3つです。『食べる量を減らす』、『走る』、『腹筋』です。これらははっきり言って間違いです。まず『腹筋』。この行動を起こすに至る思考は、「気になるお腹の脂肪を引き締めたいから腹筋」です。腹筋が見えている場合、それをより際立たせたい場合には有効ですが脂肪を落とす直接的な効果ありません。 次に『走る』。間違いではないですが、遠回りです。車に例えると、走行距離を増やすよりエンジンそのものを大きくした方が、良い意味で燃費が悪くなるので、長い目で見てエネルギーの燃焼効率は上がるはずです。
最後に『食べる量を減らす』。これについては正しくは『食べるモノを選ぶ』です。量を減らすことで痩せるわけではありません。ダイエットというのは一生行うマラソンみたいなものなので、生活習慣として自分が一生食べていけるメニューを選ぶ必要があります。ですので、週に1度のチートミールも必要ですし、2ヶ月無理なメニューや量を制限した「終わりを待ち望むようなダイエット」は、もし成功しても確実にリバウンドします。
これが痩せるためにための運動だ!
では、『痩せるための運動』とは?『大きい筋肉を動かす』ことです。先程述べた、走行距離を伸ばすよりエンジンを大きくという行為はまさしく大きい筋肉を動かすこと。
では大きい筋肉とは?『下半身』です。
下半身を動かす上で僕がこれだ!と言えるオススメの種目が『ランジ』です。
不安定な状態で片足を軸にしゃがむという動作で、足の筋肉をはじめ腹筋、背筋が使われるため1回の動作で動く筋肉が多くお得な種目です。交互に20回ずつを3セット行ってみてください。
大きい筋肉を動かしたことにより心拍数が上がってくるのとともに汗ばんでくるのを感じられると思います。1日の中でランジができるタイミングはたくさんあるはずです。ハイストリートを歩く際出口までランジで歩いてみる。スタバでオーダーを待っている際ランジで待機。このように日々ランジが出来るタイミングは至るところに潜んでいます。ですがもしガードに怪しまれた場合は自己責任