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フィリピンならではのお花・お茶を目指して

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このコーナーでは毎回フィリピンと深い係わりのある、
またはがんばる日本人を紹介していきます。
今回は、マニラで華道・茶道教室を営む、テイラー愛子さんにスポットを当てました。

フィリピンならではのお花・お茶を目指して
テイラー愛子さん



華道、茶道といえば、日本的な美の代名詞のようなもの。その心を伝えるべく、マニラで25年にわたって師範として活躍し続けている女性がいます。その名も、テイラー愛子さん。伝統を尊重しながら、同時にフィリピンの長所も取り入れた華道、茶道。和洋の視点をもって「気品」を追及するテイラーさんの流儀を伺いました。

 

 

西洋式住居に和が映えるサロン
マカティ市内の自宅を開放して開く教室には、毎週、華道または茶道を習いに日本人の生徒さんが訪れます。テイラーさんの用意するスペースは、それだけで既に作品のひとつ。広々とした広間はモダンなスタイルでありながらお茶の道具も溶け込むように設計されており、コーディネートのセンスを感じさせます。

 

 

四季のないフィリピンでのお花
華道の教室の日は、市場へ行き良い花材を仕入れるのですが、四季がないフィリピンでは伝統的方法がそぐわない部分があります。そこでテイラーさんは、外国で使えるものをふんだんに用いつつ、空間にも対応する生け花をこころがけています。
「せっかく日本でお花、お茶をやっていた方でも、フィリピンでは続けられない、と思ってしまっている方が多いんですよね」と、テイラーさんは残念そうに言います。海外にいるというだけで諦めないで、素晴らしい教養なのだからぜひ続けてほしい、とテイラーさんは願っています。

 

 

作法のプロとして
国際線客室乗務員を経て、当時の夫のフィリピン赴任をきっかけにマニラに住み始めて30年。その間、国籍を問わずいけばな草月流を教え、茶道の講師としても活躍。また、「フィニッシングスクール」という社交的教養・作法を教える学校の講師を務めたり、さらに自身が主催するコーディネートサロンでは、過去100人以上の卒業生を送り出してきた、まさに「作法のプロ」ですが、一方で「おもてなしの基本はリラックスさせること」と、変に意識して緊張する必要はない、とも言います。経験、未経験を問わず、これからも一人でも希望者がいれば教え続けていきたい、とテイラーさんは語ってくれました。

 

<教室案内(華道、茶道)>
お問い合わせは、テイラー愛子さんまで
電話:02-843-8390
Email:aikontaylor★gmail.com
(★の部分は@へ置き換えてください)

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