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【フィリピン経済ニュース】9月末の外貨準備高、初の1,000億ドル突破

2020年10月16日

フィリピン中央銀行(BSP)発表の速報データによると、フィリピンの総外貨準備高(GIR)は2020年9月末現在で、過去最高の1,004億9,000万米ドルに達し、前月の989億5,000万米ドルを15億4,000万米ドル上回った。前年同月末からは17.4%の増加。輸入の10カ月分に相当する水準であるとともに、元本ベース短期負債の9.2倍、残存ベース短期負債の5.4倍に相当する水準でもある。

 

9月末のGIRレベルが前月末より上昇したのは主に中央銀行の外国為替益と政府の外貨建て預金の増加による。しかし、政府の外貨建て債務の支払い、及び、国際市場の金価格下落に伴う中央銀行の金保有高の再評価損等で一部相殺された。

 

その他の記事

フィリピン最大の格安航空会社(LCC)であるセブ航空(CEB、ブランド名:セブ・パシフィック航空)は、10月8日、フィリピン証券取引所(PSE)回覧07044-2020号において、「新常態での成長を可能にする『資金調達計画(ビジネス・トランスフォーメーション資金調達計画)』を実施する予定である」と発表した。

2020年4月~6月(第2四半期)の結果は、新型コロナ感染拡大やその対策としての地域隔離措置に伴う移動・外出制限、経済活動制限の影響が色濃く反映された結果となった。

フィリピンの代表的株価指数であるフィリピン証券取引所指数(PSEi)の2020年9月末終値は5,864.23ポイントとなり、前月末と比べて0.34%下落、月間ベースで3カ月連続の下落となった。

フィリピン銀行協会(BAP)のペソ対米ドル為替データによると、2020年9月末の終値は1米ドル=48.495ぺソで、前月末から0.010ペソ、率にして0.02%のペソ安となったが、堅調に推移したといえよう。

世界銀行は、9月28日、「東アジア・大洋州地域半期経済報告書」最新号(2020年10月版、副題:封じ込めから復興へ)を発行した。

9月29日付けビジネスワールド紙によると国家経済開発庁(NEDA)が、「ODA動向報告書」2020年上半期版を公表した。

フィリピン中央銀行(BSP)は9月25日、2020年第2四半期(4月~6月)の住宅不動産価格指数(RREPI)を発表した。

フィリピン中央銀行(BSP)の調査によると、2020年第3四半期(7月~9月)の全国消費者信頼感指数(CI)は-54.5%で、2007年に調査開始して以来、過去最低となった。

第8回フィリピン電動車(EV)サミットが、9月24日~26日に開催される。今回は、新型コロナウイルス感染拡大への対応のため、バーチャルイベントとなる。フィリピン電動車協会(EVAP)主導で開催される。

フィリピン証券取引所(PSE)上場のIT企業ナウ・コーポレーション(ナウ)は、9月21日、PSE回覧06602号において、「関連会社であるナウ・テレコムが、国家通信委員会(NTC)から、通信事業参入を暫定承認(PA)された」と発表した。

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