【フィリピン経済ニュース】アビガンの臨床試験開始時期、当初予定延期
2020年9月3日
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フィリピン政府通信社によると、フィリピンにおいて、日本の抗インフルエンザ薬アビガンの臨床試験は、倫理審査の遅れにより、まだ始まっていない。
ベルヘイレ保健次官は、「臨床試験に加えられている指定病院間での倫理審査が遅れている。ホセ・N・ロドリーゲス記念病院、キリノ記念病院、サンタ・アナ病院はまだ最終段階ではない。フィリピン総合病院(PGH)に関しては、現在フィリピン大学(UP)マニラ校が合意の覚書(MOA)の法的審理を行っているが、すでに倫理審査は承認されているため、これら3病院の審理終了を待っている」と説明した。
フィリピン保健省(DOH)は8月6日、日本からアビガンの供給を受けた。9月1日に開始される予定だった臨床試験に参加する100人の患者に割り当てられたもの。同次官によると、保健省はすでに法務機関から全ての情報・意見を提供されており、ドゥケ保健相の署名を待っている。
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