2018年4月9日
フィリピンでは、ハンバーガーのジョリビーが、国民食とまで称されるほどの圧倒的な支持を得ている。マクドナルドがハンバーガー市場でトップになれない唯一の主要国がフィリピンでもある。ジョリビーのシェアは約50%と見られる。
ジョリビーはフィリピン最大のファ ストフード企業ジョリビー・フーズ(JFC)によって運営されている。2017年末のJFCがマジョリティーを有する事業におけるフィリピン国内店舗数は2,875店。内訳はハンバーガーのジョリビー1,062店、中華のチャウキン526店、ピザのグリーンウイッチ272店、ケーキ・ベーカリーのレッドリボン427店、鶏肉・バーべキュ-のマン・イナサル495店、バーガー・キング93店。
海外店舗数は922店舗で、JFCグループが経営を支配する事業の国内外総店舗数は3,794店舗。40%出資の米国「スマッシュバーガー」365店を含めた総店舗数は4,159店舗となる。
上記のように、ハンバーガー・チェーンのジョリビーの2017年末の国内店舗数は1,062店で、前年末の978店から84店、率にして8.6%の純増となっている。
一方、マク ドナルド・フィリピン(比マクドナルド)は、当地の有力持株会社アライアンス・グローバル・グループ(AGI)関連会社のゴールデンアーチス・デベロップメント(GADC)によって展開されている。第1号店は1981年にオープンした。このほど発表されたAGIの2017年決算速報によると、2017年末の比マクドナルド店舗数は566店で、前年末の520店から46店、率にして8.8%の純増となった。