フィリピンの第1四半期の株価6.8%下落、外国人大幅売り越し
2018年3月30日
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フィリピンの代表的株価指数であるフィリピン証券取引所指数(PSEi)の3月末値は、7,979.83ポイントで引け、2017年末から6.76%下落、すなわち、2018年第1四半期累計で6.76%の下落となった。
年初は主要国株式市場大幅上昇などを背景にフィリピ株式市場も強い動きとなり、PSEiは1月26日には初の9,000ポイント台を突破、同29日には終値ベース、ザラ場(寄付きと引けの間の取引時間)瞬間値ベースともに、9,058.62ポイントという史上最高値を記録した。しかし、その後は米国インフレ率上昇や更なる利上げ懸念、米中貿易摩擦激化懸念、それらを背景にした外国人の売り越し継続などを背景に下落基調に転じ、2月は3.29%反落落、3月は5.85%の続落となった。
今第1四半期の大分類セクター別指数動向は、サービス株が3.21%上昇、工業株が1.77%上昇したが、持株会社(ホールディング・カンパニー)株は9.02%下落、不動産株は8.33%下落、金融株は6.30%下落、鉱業・石油株(資源株)は5.35%下落となった。そして、全株指数は2.99%の下落となった。
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